身長2メートルの11歳
背の高さと言うのは、誰もが憧れてしまうだろう。スポーツでも有利になり、特にルックスが重視される小中学生で・・・とてつもなくモテる。
だが、当記事で取り上げる男の子まで大きいとなると、日常生活に支障をきたしてしまうようだ・・・。
今回話題になっているのは、中国・四川省在住の小学生、シャオ・ユーくん。
11歳で成長の真っただ中である彼だが、動画をご覧になると分かるように、206センチという超高身長の持ち主である。
中国のギネス記録調査会社の調べによると、現時点で世界最大の11歳であると認められており、ギネスブック英国本部への申請も視野に入れているとのこと。
当初はホルモンや下垂体の異常などによる”巨人症”の疑いがあったというが、医師の診断の結果、とくに深刻な問題は確認されなかった。
元気で何よりであるが、大きすぎる身長のせいで苦労も多いのだとか。
シャオくんの大変な人生
彼の身長だと、小学校の至る所で頭をぶつけたりすることはもちろん、道端では通行人にジロジロ見られたり、クラスメイトから意地悪なことをいわれることもあったという。
そのため、一時期は家にひきこもって「もう大きくなりたくない!」と泣いたこともあったそう。小学生の心にとって、これは重すぎる宿命だったようだ。
そんな時、クラスメイトと心通じ合うきっかけとなったのは、スマホゲームだった。
普通の子と変わらず、友達と一緒に対戦をしたりすることで、瞬く間に友達がふえたそう。そして今では、掃除の時間では他の子たちの手が届かない窓ガラスを拭いたりと、長所を大いに生かしているようだ。
クラスの先生は地元メディアの取材に対し、「シャオ・ユー以外の子供たちも、誰でも長所と短所を持っています。みんな、それを気にしながら生きてるんですよ」とコメントしている。
シャオくんのクラスの子どもたちも、彼の存在によって大きなことを学んでいるに違いない。どんな子でも個性を認め合い、協力しあって大きくなって欲しいものだ。
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そんな彼には今、地元のバスケットボールチームからのラブコールが殺到しているという。これもまた高身長のメリットが発揮されるスポーツの一つだ。
だが、シャオくんは肥満気味なうえに偏平足の治療中だそうで、運動にはあまり興味を見せていないよう。
健康になるためにも、少しでも動くことの楽しさを知ってくれたらいいものだが・・・。