これが「正しい手の洗い方」だ!
季節の変わり目の今。体調を崩したり、夏風邪を引く人が増えはじめる時期だろう。
一般的に、体調管理の基本はうがい・手洗いであるといわれる。
しかし先日、アメリカ合衆国農務省が、ノースカロライナに住む383人の手の洗い方を調査したところ、約97%の人が「正しく手を洗っていない」ことが明らかになった。
では、残り3%の人が実践している「正しい手の洗い方」とは一体どんな方法なのか。
世界保健機関(WHO)がホームページで推奨している「正しい手の洗い方」は、以下のようなものである。
1. 石鹸をつける。
2. 手のひらを合わせてこする。
3. 右の手のひらを左の手の甲に重ね、指を交差させる。逆も行う。
4. 手のひら同士を合わせ、指を交差させる。
5. 指を組んで、指の背を逆の手のひらにあてる。
6. 左の親指を右の手のひらでつかみ、回転させながら洗う。逆も行う。
7. 右の指を左の手のひらにあて、回転させながら洗う。逆も行う。
8. 水で石けんを洗い流す。
9. 使い捨てのタオルで、水を完全に拭き取る。
10. 手を拭き終わったタオルで蛇口の部分を拭く。
11. これであなたの手は安全です。
ちなみに、WHOのサイトには、この画像とともに『「ハッピーバースデイ」の歌2回分の時間をかけること』との文章が添えられている。
WHOが丁寧な手洗いを推奨しているのは、それが感染症予防に有効であるという科学的なエビデンスが存在するからである。
少々面倒くさいが、しっかりと手を洗うことは、我々の健康を守る重要な手段なのだ。