犯人を自ら追跡する世界一カッコいい裁判官!
犯人を体を貼って捕まえたりするのは警察官であるのに対し、裁判官にパワフルなイメージは持ちづらいだろう。日本だと、六法全書を片手にメガネをかけたおじさん…みたいな。
しかし、今回大活躍する裁判官さんは超クール。なんと、法廷から逃げようとする被告を自ら追跡したのである!!
コチラがその当時の映像だ。
この映像は、米ワシントン州チェーホールズにある裁判所の監視カメラがとらえたもの。
裁判を受けていた被告のタナー・ジェイコブソン(22)と、コーデイ・ホワード(28)は手錠をされていたが、判決を待たずに法廷からいきなり逃げだしたのである。
普通の人が犯罪者を追いかけるのは非常に危険で、どの人も立ち尽くすばかり。警備員もいない中、立ち上がったのはR.W.バザード裁判官だった。法曹の正装であるローブをファサッ・・・と脱ぎ去ると、単独で追跡開始!
法廷は当時4階にあったとのことだが、二人は手錠をしたまま非常階段を駆け下りる。途中で転んだりしてはいるが、元気な若者二人に追いつくなんて相当な体力である。
そしてやがて、靴が脱げ裸足になっていたホワード被告を捕獲。残るジェイコブソン被告も後から捕まり、2人は第2級の逃走の罪で再び起訴されることとなった。
駆けつけた保安官は、地元紙デイリークロニクルに対し、「こんなことはいままで起きたことがない」と語っていたとのこと。
裁判官も正義の心に突き動かされて思わず体が動いたのだろう。裁判所もこうしたリスクに備え警備員を増やすべきかもしれない。
参照元:Facebook