そんな風に育てた覚えはないよ!
いい年してお母さんに怒られるなんて、大人にとってこれほど恥ずかしいことはないだろう。しかし、今回取り上げる強盗は、たまたま襲ったバスに・・・実のお母さんが乗り合わせていたのである。
Se subió a robar al camión donde viajaba su mamá y lo agarra a chanclazoshttps://t.co/xVVl7FRGMA
— Diario de Morelos (@DiariodeMorelos) 2018年10月9日
事件が起こったのは、メキシコの首都メキシコシティ。ここの市街を走っていたバスで、ラモンという35歳の男が強盗に及んだ。
男は武器を持ち、次々と乗客を脅して金品を要求し、前の席から金を奪っていったという。一番後ろの席に、彼の実の母親が座っていたことに気付くまでは、、、
顔を見てぎょっとしたラモンに対し、母親は何の躊躇もなく靴を脱ぎ、繰り返し叩き始めたのである。
そして大きな声で「そんな子に育てた覚えはないよ!!」と叫びながら殴り続けていたというが、ラモンは返す言葉もなく黙っていたという。
もちろんそれで済む訳もなく、乗客が呼んだ警察に、母親はすぐに息子を引き渡した。そして強盗の罪で起訴するように言い放ったのである。
地元紙の取材に母親は、「彼には神の道に従うように常に言いつけていました。」と悲しげに話していたという。
犯罪は被害者だけではなく、家族や親族にまでも大きな迷惑をかける。今回の事件で最も可哀想なのは、母親だったのではないだろうか。