今年はじめ、お風呂で12歳の少女が感電死したという事故があったが、またもや悲劇は繰り返されてしまった。
充電中のスマホを浴槽に落とし感電死
12月8日、ロシアのイルクーツク州ブラーツクに住むイリーナ・リュブニコワさん(15)が自宅のバスタブの中で亡くなった状態で発見された。
遺体のそばには充電ケーブルにつないだままのスマートフォンがあったという。
友人にメッセージを送っていたイリーナさんだったが、濡れた手で持っていたスマホをすべらせてしまったようだ。充電中のスマホが浴槽の中に落ち、感電死してしまったことがその後の調査で明らかになった。
古代武道パンクラチオンの代表選手
▲写真右がイリーナさん
イリーナさんは、古代ギリシャのスポーツであり格闘技として知られているパンクラチオンのチャンピオンとしてロシア国内でも知られた存在だった。
地元メディアの報道によると、ロシア代表のメンバーとしてナショナルチームにも選ばれていたようだ。
才能に溢れ、フレンドリーな性格で友人も多かったイリーナさん。進学のために親友と他の都市へ引っ越すことも計画していたというが、その夢は実現することはなかった。
充電中のスマホを使うことのリスク
充電中のスマホのリスクについては、これまでにも数多く警告されている。
このロシアの事件だけではなく、今週はマレーシアでも16歳の少年が充電中のスマホにイヤホンを装着したまま眠り感電死したケースも報告されているのだ。
機種やメーカーは明らかにされていないものの、充電中のスマホの使用方法には改めて注意する必要があるのは否めない。
お風呂でのスマホの使用、就寝中のイヤホン着用、就寝中の布団の上でのスマホ充電などは命を落としかねない危険な行為であることをしっかり理解したうえで、今後スマホを上手に使っていただきたい。