白昼堂々
物を盗むの時は、普通は見つかりにくい夜中に行われることが多い。うまくやらないとすぐに捕まってしまう。
しかし先日起きた、ロシア・モスクワでの窃盗事件では、まだ人の出入りがある夕方の時間帯に行われた。しかも、大胆にも多くの人が見ている中で絵画を盗んだのである。
実際の様子がこちら。
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— Сайт МВД России (@mvd_official) 2019年1月28日
犯人は逮捕。絵画に損傷はなし。
事件があったのはトレチャコフ美術館で、盗まれたのは「クリミア アイ=ペトリ」という作品。19世紀から20世紀初頭に描かれたといわれる作品だ。
おもむろに男性が絵に近づくと、堂々と絵画を盗んだ。周囲の人々も彼を職員だと思ったのか、特に何もしない。
事件後、警察は犯人の男性を逮捕した。これだけはっきりとカメラに映っていたら、人物の特定は難しくないだろう。また、絵画は無傷の状態で見つかった。男性は関与を認めている。
事件当時、美術館のセキュリティは通常通りだったと職員は話した。
しかし、この美術館では去年、金属のパイプを持った男性に絵画を傷つけられるという事件も起こっている。
価値の高い芸術作品が並ぶ美術館。万全の安全対策をとってほしいものだ。
参照元:Twitter、MINISTRY OF INTERNAL AFFAIRS OF THE RUSSIAN FEDERATION、Daily Mail