間違えて牛肉を食べちゃったヒンドゥー教徒の男性
ヒンドゥー教は牛の神様を信仰しており、牛肉を食べることは固く禁じられている。
そのため、インド国内では随所できちんと配慮されているものだが、彼らヒンドゥー教徒が海外に出たときが問題だ。何気なく口にしてしまったものに、牛肉が入っていたというアクシデントが発生するからである。
昨年9月、ニュージーランドでそんなアクシデントに見舞われてしまった敬虔なヒンドゥー教徒の男性が、スーパーマーケットに補償金を要求しているという。
Jaswinder Paul isimli Hindu adam, Yeni Zelanda'da bir marketten aldığı etin koyun eti değil de inek eti olduğunu öğrenince hatalı etiket basan marketten, arınmak için gideceği Hindistan yolculuğunun yol parasını talep etmiş. Market ise 200 dolarlık hediye çeki vermeyi önermiş. pic.twitter.com/tslMIxXShb
— biacaip (@biacaipcom) 2019年3月13日
補償を求めているのは、ニュージーランド・ブレナム在住のジャスウィンダー・ポールさん。
彼は近くにあるスーパー”Countdown”で子羊のローストを購入し、家で調理して食べたという。しかし、あとあと裏をみると・・・そこには「牛肉」と記されたラベルが。羊肉ではなく、実際は牛肉だったのである。
牛を食べてしまったことからポールさんはパニックに陥り、すぐさまスーパーマーケットに戻って説明を求めた。
これを受け、スーパーの店員はすぐさま謝罪し、200ドル分のギフト券をプレゼントしたというが、ポールさんの怒りは収まらない。
彼はそのギフト券を拒否し、魂を清めるための旅をするため補償金を要求。
現地メディア”News.com.au”の取材で、ポールさんは
「これは些細な問題のように思われがちですが、私にとっては大問題です。
私の宗教では、間違って牛肉を食べてしまった場合、インドへ戻り、4〜6週間にわたって司祭による神聖な儀式を行わなければならないのです。
こうすることで信仰し続けることが許されるのです。非常に長いプロセスが必要です。」
と主張していた。
また、スーパー”Countdown”側の担当者は、商品の表示エラーを認め、彼の宗教的信念を尊重し謝罪。しかし浄化の旅の費用に関しては支払いを拒否している。これに対してポール氏は不満を示しており、本社を相手取り訴訟を起こす姿勢を示しているという。
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ちなみに、ヒンドゥー教徒が間違えて牛肉を口にしてしまった時の対応は、人によって様々だという。贖罪をして口を洗ったり、気づかなかったふりをしたり・・・、はたまた「ミスって食べちゃったなら罪じゃないよ」という人も。
異文化がぶつかり合い何かと難しい問題ではあるが、双方の話し合いでなんとか解決することを祈るばかりだ。