人気インフルエンサー、麻薬の取引で逮捕
海外のワルの間では、札束をばら撒き、良い女を連れ、高級車を乗り回す人間が最も尊敬される。例えば、こんな人。
お金を高級車にばら撒きまくる映像は、一般ピープルの目には下品にも見える暮らしぶりだ。
こうした動画を彼は「Oxygod」の名でインスタグラムに投稿しており、インフルエンサーとして多くの若者の憧れを集めていたという。
だが、こんな贅沢な暮らしもついに終わりを迎える。Oxygod、本名ウィヤット・パセク(22)が、ドラッグを販売した罪で逮捕され、懲役17年と半年の実刑判決が下されたのだ。
アメリカの捜査当局によると、パセクは鎮痛剤のように見せかけたフェンタニル混入の錠剤を売りさばいていたという。フェンタニルの効果は、モルヒネの80〜100倍もの強さを持つものだ。
製造拠点となっているアパートからは、10万個の錠剤、6キロのフェンタニル、偽の抗不安薬が発見された。パセクの自宅からも、麻薬取引で得たとみられる現金21,000ドル(約220万円)が押収されたという。
インスタグラム上では投資家を名乗っており、投稿の一つには「全ては夢をもつことから始まる。何もかもがうまくいかない時でも、常に自分を信じよう。」といったキャプションが付いていたが、事業の実態についてはぼかしていたようだ。
22歳という若さで巨万の富を手にしたパセクだったが、その代償は大きかった。アメリカでは、麻薬の使用者だけでなく販売者も低年齢化が進んでいるのかもしれない。
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