タクシーに指の忘れ物が…
11月1日、中国湖北省を走行するタクシーの中に、とんでもない忘れ物があったことがこのほど明らかになった。
警察から連絡を受けたこのタクシーの運転手も、後部座席にあるその”忘れ物”に気付き病院へ向かっていたというが、その忘れ物とは…。
A police officer in Wuhan of Central China’s Hubei Province helped a patient find his severed finger, which was left in a taxi. https://t.co/wzpN85osZu pic.twitter.com/CiEfdkuV8i
— Global Times (@globaltimesnews) 2019年11月4日
なんと「指」だったのである。
タイムリミットは5時間
この日、湖北省の建設現場で働いていた中国人の男性は、誤って機械で自身の指を切断してしまったという。近くにある病院に問い合わせると「5時間以内に接合する必要がある」と言われ、すぐさま指をティッシュに包みタクシーに乗り込んだ。
だが、医師のその言葉を受け、男性はこう考えたという。
5時間あるのなら、もっと遠くの大きな病院で手術を受けよう
タクシーの運転手に約60キロ離れた大きな病院へ向かって欲しいと告げ、運転手は車を走らせていたのだが、運悪く病院の近くで渋滞に巻き込まれてしまった。タイムリミットも減っていくなか不安に襲われた男性は、タクシーから降り自力で病院へ向かったのである。
ようやく病院に到着した男性だが、あろうことかタクシーに指を置き忘れてきてしまったのだ。
指を見つけ無事手術成功
急いでいたため、タクシーの運転手から領収証を受け取らずナンバープレートなども覚えていなかったというこの男性。途方に暮れながらも警察に助けを求めると、監視カメラなどの映像により30分後には乗車していたタクシーを特定することができたようだ。
実はこのタクシーの運転手も後部座席に忘れていた指に気付き、目的地であった病院へ向かっていたという。
ようやく自身の指と再会できた男性は、その後、無事接合手術を受けることができたようだ。
参照元:GlobalTimes、Twitter