羽がついたままの鳥を・・・
様々な一般人たちが料理の腕を競い合う人気お料理番組、「マスターシェフ」。英BBCが1990年に放送を開始して以来、アメリカやオーストラリアなど、各国でリメイクされている。
今回取り上げるのは、そのスペイン版。出場者の1人が、あまりにもグロテスクすぎる料理を出したとして話題を呼んでいる。
それは料理とは言えず、もはや道路に落ちている鳥の死骸と変わらない。下の動画に写っているので閲覧注意である。
こちらの映像は、5月4日放送分のマスターシェフスペイン版。
今年放映されている第8シーズンでは17人が出場し腕を競い合っていたが、エピソード4で、バルセロナから出場したサライ・カリージョの一皿が大問題になった。
なんと、ヤマウズラを焼いてそのまま皿に乗せて出したのである。下にはスライスした春玉ねぎを敷き、上にはチェリートマトを乗せただけ。
彼女がスタジオに皿を持って登場した途端、他の出場者や審査員たちの表情が凍りついていた。
目の前に皿を出されて恐怖する審査員を見て、サライは少しだけニヤついていたという。それに対し「こんなものマスターシェフでは見せられない!」と審査員の1人がコメントをしたが、番組の進行上しぶしぶ味見をし、吐き戻してしまうシーンがある。
別の審査員が、「彼女がコンテストに参加したことは間違いだった!」と痛烈に批判し、追放を宣言。サライはエプロンを脱ぎ、「さよなら」と吐き捨て立ち去っていったという。
番組の途中で追い出された料理人は、サライで2人目だという。
失敗ではなく報復を意図したものか
これを報じた英紙「Metro.co.uk」によると、この料理は失敗作ではなく、意図的に作ったものと推測されているという。
サライは以前より「鳥を扱うのが怖い」と語っていたこともあり、羽を除去することが必要とされる今回のテーマは、彼女にとって大きな試練だった。今回のグロテスクな料理は、その報復と考えられている。
同番組は、今回の出来事について「彼女のような参加者がキッチンに入ることを許したことを謝罪します」とコメントしている。
参照元:Youtube、Metro.co.uk