乾電池55本を飲み込んだ女性
これまでにもedamame.では携帯電話を飲み込んだ男性や233個の硬貨や釘、電池など計233個の物品を飲み込んだ男性など、異物を故意に飲み込み摘出手術を受けることとなった人を取り上げてきた。
そんななか、今月15日『アイリッシュ・メディカル・ジャーナル』で報告された症例が話題となっている。
レポートによると、アイルランドの首都ダブリンにあるセント・ヴィンセント大学病院で治療を受けたのは腹痛を訴えた66歳の女性だという。彼女が一体何を飲み込んだのかというと…。
Doctors in Ireland have removed 55 AA and AAA batteries from a woman's gut and stomachhttps://t.co/SHoJ03YG2q
— WION (@WIONews) September 19, 2022
レントゲン撮影をしてみると、彼女の胃と腸には合計55本の単3電池と単4電池が見つかったというのだ。
世界最多個数に医師も仰天
医師によると、今回のケースは知りうる限り一度に電池を摂取した症例では世界最多だといい、また子供の誤飲にはボタン電池が多いのに対し、今回は円筒型の電池だったことでかなり困惑したようである。
このように異物を飲み込むというのは自傷行為のひとつだと言われているが、乾電池が体に引き起こす重大な問題を過小評価してはいけないという。幸いにも、女性の場合は55本もの乾電池は奇跡的に胃腸を塞いではおらず、また目立った損傷もなかったために、1週間の経過観察の後に開腹手術と胃に穴を開けてすべての乾電池を取り出すことに成功したようだ。