滝の水までブルーに染めたカップル
海外でよくおこなわれる性別お披露目パーティー。生まれてくる子が男の子ならブルー、女の子ならピンクをというように、風船やスプレーなどアイデアを凝らしながら色を使って家族や友人らに発表する心踊るイベントだ。
だが近年、クラッカーを逆に持ってムスコが痛い目にあってしまったパパや爆発に巻き込まれて参加者が死亡する事件など、張り切るがあまりちょっぴり危険なイベントとなる傾向があり賛否の声が上がっている。
そんななか、ブラジルで性別お披露目パーティーをしたコチラのカップルが大炎上中だという。
動画を見てもおわかりだが、生まれてくる子は男の子だったようでブルーのスモークがたかれ滝の水も綺麗なブルーとなっている。
いや、大抵の人はここでおかしなことに気付くだろう。そう、滝の水までもブルーに染めてしまったことで批判の声が殺到してしまったのである。
環境災害、そして住民らの水源が汚染
9月25日にSNSに投稿されたとみられるこの動画には50人ほどのパーティー参加者が映し出され、その性別発表がされた時にはみな喜んでいたという。しかし、これを目にした地元の人たちは「カップルは環境災害を引き起こした」「自然に対する犯罪だ」と憤慨しており、しまいには当局にカップルを逮捕するよう求めたのだ。
環境エンジニアのヴァネッサ・コスタはこのように皮肉めいたコメントしている。
おめでとう、あなた方は美しい環境犯罪に加担した両親となることでしょう
また、この滝の水は近くの川に流れ込み、近くの都市タンガラ・ダ・セラの主要な水源となることから、人々がこの汚染された水を飲水として摂取することが懸念されている。特に、干ばつが続く時期においては住民らはこの川の水に依存しているそうで、それがゆえに今回これほどまでに非難の声が寄せられたようだ。
オリジナルの動画はすでに削除されているものの、ネット上では今なお拡散しており、現在この事件の調査がおこなわれているという。水質をテストするとともに滝を染色するために使用された製品と、環境へのダメージがあるかどうかを調査中だというが、パーティーを張り切りすぎた代償はあまりにも大きかったようだ。