両方の眼球にタトゥーをいれた女性
2020年、アイルランド・ベルファスト在住で、法学を学ぶ学生でありながら5児の母親でもあるアナヤ・ピーターソンさん(32)は、自分の眼球にタトゥーをいれることに決めた。その理由は、身体改造インフルエンサーとして有名なアンバー・ルーク氏に憧れていたからだというが、ルーク氏は眼球にタトゥーをいれて3週間後に失明したことが報じられていた。
しかし、ルーク氏に畏敬の念を抱いていたピーターソンさんは、2020年7月に右の眼球に青色のタトゥーをいれたのだ。そして、頭痛とドライアイに悩まされながらも、そのわずか5ヶ月後には今度は左の眼球に紫色のタトゥーをいれたのである。
A mother tattooed her eyeballs purple and blue and now she is going blind 👀😔 pic.twitter.com/TAUe2h4RaD
— Daily Loud (@DailyLoud) December 6, 2022
その後、合併症などはなく施術は上手くいったかのように思えた。しかし、昨年8月、ピーターソンさんのまぶたは腫れ上がり、まるでマイク・タイソンとボクシングの試合をした後かのような状態で目覚めたというのだ。
緑内障や失明の危機に陥る
入院して抗生物質を処方されたが炎症に改善はみられず、3日間、点滴で薬を投与された。そして、片方の眼球を生検し、視力を回復させるための手術を受けて退院はできたものの、視力の問題は解決しなかったという。
診察した眼科医によると、眼球のタトゥーは深刻な影響を及ぼしており、ピーターソンさんは緑内障になる危険性が高く、また同時に視力はすでに急激に低下しているということだ。
私は失明寸前です。遠くからだと顔の輪郭さえわからないんです。眼球にタトゥーをいれなければこんなことにならなかったのに。今朝も目覚めたらまた顔が浮腫んでいました。この眼球のタトゥーを取り除くことはできないので失明せざるをえないと思っています。60代70代になってまで2、3日おきに病院に通うのは嫌ですから。
このコメントからはすでにあきらめさえ感じるが、実は、彼女の娘インディアちゃん(7)は眼球のタトゥーに以前から反対していたという。失明したらどうするのかという警告をしていたというが、それに耳を傾けなかった代償は大きかった。今、ピーターソンさんが思うことは、せめて片目だけにしておけばという後悔だというが…。