スバルWRXを強襲するも・・・。10代の少年が車強盗に失敗した間抜けな理由に世代を感じる声多数

カルチャー

1992年に世界ラリー選手権(WRC)のために作られたインプレッサWRXを起源とする日本車・スバルWRX。水平対向エンジンが生み出すそのスパルタンな走りは、日本のみならずアメリカの“ガチ”な車好きの方々に人気が高い。またスバル車には熱狂的なファン“スバリスト”と称される人々がいることはご存じな方も多いだろう。

先月25日、アメリカ・メリーランド州においてそのスバルWRXのオーナーが10代の二人の少年に襲撃される事件があり話題となっている。

場所はガソリンスタンド、スバルWRXオーナーは給油を終えた所で二人の少年に襲われた。少年たちはドアをこじ開け、スバルWRXオーナーを車から追い出し車のカギを要求する。カージャックである。命の危険を感じたスバルWRXオーナーはしぶしぶと愛車のカギを渡したが・・・

そう、このスバルWRXはMT車(マニュアル・トランスミッション)だった。この16歳と17歳の車強奪犯たちはMT車の運転方法を全くご存じなかったようなのである。“一体なんだこの車!ペダルが三つあるぜ!!”とでも叫んだ姿が目に浮かぶようだ。

少年たちは如何ともすることも出来ず、車から降り徒歩で現場から逃げるほかなかった。こののち、モンゴメリー郡警察によって二人は逮捕、起訴されたという。スバルWRXはアメリカにおいてもMT搭載車の販売比率が高い車で、二人の少年は車を選ぶ段階で大きな間違いを犯した、とアメリカの自動車専門サイトは論評している。

動画のコメントやSNSなどでは、

「マニュアルトランスミッション=盗難抑止力」「車が持つことができる最高のセキュリティシステムはMT搭載だったのだ!」「ピエロ」 「十代の若者たちは愚かです」「久しぶりに見た最高のニュース。若い犯罪者は本当に馬鹿です」「テレビゲームではマニュアル車の運転は学べなかったようだな」「私がMTのムスタングを購入したのを妻は不思議に思ってるけど、この動画の通り誰も盗まない。ドアのロックを解除したままにしておくことが出来るのが素晴らしい!」

と人生の諸先輩方々からの手厳しい意見が並んでいる。

以前当サイトedamame.で取り上げた記事、現代っ子たちには理解不能!ダイヤル式電話の使い方とある意味類似の内容と言えるが、今回の件はカージャックという犯罪行為が絡んている点もあって情状酌量の余地は皆無である。

ともあれ、AIや自動運転など時代の最先端とのズレを感じている方々にもこのニュースは胸のすくような内容だったようだ。
スバルWRXオーナーの方はご自身も車も無事でよかったですね。今後も良いカーライフをお過ごしください。

参照元:mocoshow.comYoutube

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ひろしげ

海外渡航経験はハワイ、イギリス、ニュージーランド。大陸に憧れと恐れを抱く典型的島国の人です。趣味は大仏巡り。牛久大仏を擁する茨城県が魅力度ランキング最下位というのは納得できない。

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