キャスターが生放送中に失神
先日、インドの国営テレビ「ドアダールシャン」の西ベンガル支局で働くキャスター、ロパムドラ・シンハさんが熱波のニュースを伝えていたところ、少しずつ様子がおかしくなり失神してしまったという。当時、生放送中だったというが、後日、シンハさんが自身のフェイスブックで動画を投稿し、当時の状況をこう語っている。
しばらく気分が優れなかったのですが水を飲めば治ると思っていました。普段は10分であろうと30分であろうと、ニュースを読むときに水を持っていることはないのですが、この日はフロアマネージャーに水をお願いしたのです。しかし、水を飲むタイミングがなく、気付いたときにはもう手遅れで気を失ってしまいました。4つのニュースを読む予定でしたが、3つ目の熱波に関する記事を読み始めた時には気分が悪くなり、どうにか続けようとしましたが無理でした。体調が悪化し、目の前が真っ暗になってしまったのです。
一部報道では現場でのエアコンが故障していたことが原因ともされているが、シンハさんは現在西ベンガル州で気温が急上昇しているため、水分をしっかり摂ることや暑さを避けることを視聴者に呼びかけた。また、もっと木を植えること、そして猛暑に適した食生活を送ることも推奨している。
4月20日、インド気象局は西ベンガル州の複数地区に赤色警報を発令し、また、南ベンガル州の地区においてもオレンジ警報を発令している。地球温暖化が進む中で猛暑を乗り切るために様々な対策が迫られることだろう。