9歳少女の腕にタトゥーで批判殺到
米アリゾナ州ユマにあるタトゥーショップ『Black Onyx Empire Tattoo』の共同経営者であるソーサと名乗る人物が、ある動画をSNSに投稿したことで批判が相次いでいる。
それは、なんと、9歳の少女にタトゥーを施術している動画だという。
まだ幼い少女の腕にアメリカ国旗のタトゥーを彫れたソーサ氏は、世間からの反発を受けたことから、自身の行為について弁明している。
合法であり家族の希望だった
昨年5月、少女の両親は、タトゥーを彫れるために州外からやってきたという。当初、彼女はドナルド・トランプ次期大統領の画像を首に彫れることを希望したが、ソーサ氏は腕にアメリカ国旗を彫れることを提案したそうだ。
実は、アリゾナ州では保護者の同意と立ち会いがあれば、タトゥーを彫れることは合法なのである。それでも、ソーサ氏は通常であれば保護者の同意を得た15歳以上を対象としているという。今回、動画が炎上したことで、自身もショップの従業員らも批判の目にさらされ、レビューもかなり落ち込んでいるというが、ソーサ氏は、アーティストでありビジネスマンでもある以上、自分は顧客の出身国の文化についても知らなければならないと話す。
実は、少女とその家族はトルコからの難民だったという。アメリカに感謝し、ドナルド・トランプを英雄として崇拝していることから、一家が愛国心を示すことへの重要性に心揺さぶられたという。また、一家にとってタトゥーを彫れることは伝統であったことから、少女にタトゥーを彫れることに踏み切ったのだと語る。ソーサ氏は、決して子供にタトゥーを勧めているわけではないといい、問題となった動画が論争を巻き起こすことはある程度予測していたというが、これほどまでとは思っていなかったことだろう。