空飛ぶタクシーとしてのドローンが実用化へ!?
世界一の高層ビル、超高級ホテルや人工的で華やかなナイトスポット。「煌びやかでゴージャスな、セレブのためのリゾート地」ドバイで今、試行されているのが「ドローンを使用したタクシーサービス」である。
ドローンとは、スマホで操作できる小型の無人飛行デバイスであり、これにより、人が入れない場所への災害救助や自然環境のリサーチなどが可能になった。
その中でも「EHang 184」という機種がついに人を乗せることに成功したのだ。陸上や水上のタクシーなら今までにもあったが、空中飛行のタクシーは世界初だ!!
現段階では、速さは時速100キロ、約30分間飛行できるとのこと。空には道がなく渋滞することもないため、今までよりも早く、快適に目的地へ向かうことができる。
「世界一」が凝縮された都市ドバイ
ドバイといえば、数年前にベンツやランボルギーニなどの高級車をパトカーに起用したというニュースを思い出す人もいるのでは?
この事例ももちろんそうだが、ドバイは「世界で唯一」や「世界一」のものがとても多いのである!!
こちらは、世界一高い建物「ブルジュ・ハリファ」である。天空にむかってそびえ立っているが、ほかの建物よりもとにかく高い。
世界一を目指すのはわかるが、なぜドバイはここまで都市を近代的で豪華なものにしようとするのだろうか?
ドバイは昔、一面砂漠だった!!
今となっては煌びやかなリゾート地のイメージが強いドバイだが、実は、これだけ近代的な都市となったのはつい最近のこと。約50年ほど前までは、ほとんどが砂漠に覆われた土地だったのだ。
そもそもドバイとはアラブ首長国連邦(UAE)の一都市である。税金はなく、オイルマネーで国をまわしていたものの、実際のところドバイでとれる石油はUAEの首都であるアブダビの10分の1。そこで石油ばかりに頼っていてはいけないと考えたドバイは、観光客を呼ぶために超近代化政策を始めたわけである。
ドバイの今と昔です。たったの20年でここまで変わるんですね。 pic.twitter.com/fMiQblvJ7X
— ☆いろんな素敵☆ (@su_te_ki_na) May 12, 2015
写真は昔と現在のドバイ。昔の砂漠地帯と比べると、その差は一目瞭然である。
ドバイの近未来都市化は止まらない!!
今回のドローンを使用したタクシーサービスも、それらの近代化政策の1つなのかもしれない。
ちなみに、このドローンによるタクシーサービスの実用化は早くて今年の7月とのこと。
昔は空想の世界でしかなかった、一般の乗り物が空を飛びまわるような景色が見られる日も、そう遠くはなさそうだ。