FacabookがAIを使った画期的なシステムを発表!!
いまや日本人の2人に1人が使っているSNS。ここ数年で大流行し、いまやなくてはならない存在となった。
そんなSNSの代名詞ともいえるFacabookが開発を発表した、画期的なシステムが話題になっている。その開発とは、AI(人工知能)を使って自殺しそうなユーザーを見つけ出すというもの。なんとこのシステムで、人の命を救う事ができるかもしれないのだ!
どういう仕組みかというと、まず、Facebookの計算システムがデータを分析し、心を病んでいるような投稿、それに対する友人らからの心配するコメントを察知する。自殺の危険が極めて高いと分析された場合、Facebookのヘルプセンターから直接、ユーザーの友人や、自殺防止のホットラインなどの専門家へつなぐといった、実際的な連携プレーが取られるという。
また、もし友人が自殺する心配がある場合、Facabookに報告すれば、同じような措置をとってくれたり、解決法を提案してくれるんだとか。
もっとも、死のうとしている友達に一言かけることもなく、ワンクリックで「友達が自殺しようとしているから助けてくれ」とFacebookに頼るなんて、馬鹿げた話ではあるのだが。
「いのちの電話」の生みの親と協同
誰にも言えないような悩みを抱えている人々を救うために、1年に500万人以上もの悩み相談を受けているイギリスのボランティア組織「サマリタン」はFacebookのこの取り組みを賞賛し、協同する意思を示している。
心理分野を専門としている団体とコラボするというのだから、このシステムはかなり本格的なものになりそうである。
Facebookユーザーは賛否両論
この発表に、世界中からさまざまなコメントが寄せられた。
「AIで人の命が救えるなんてすごい!」などポジティブなコメントはもちろんだが、意外とネガティブなコメントがたくさんあったのだ。
「Facebookに見張られているみたいで気持ち悪い」など、SNSで気軽につぶやけなくなると感じる人は少なくなかった。また、ある意味AIが人の命をコントロールできるともとれるため、いつか本当に人間がロボットに支配されるんじゃないか、と心配する声もあった。
どの程度ネガティブな投稿で自殺しそうだと判断されるのかは分からないが、ちょっと大げさな投稿をしただけで「あなたの友人が自殺しようとしていますよ」なんて友達に通報されたりしたらたまったもんじゃない。
そう考えると、たしかに今よりも気軽につぶやきづらくなってしまうかもしれない、、、
とはいえ、人に話せないことをSNSに書き出すことで安心する人もいるので、内なる心の叫びに気付いてあげることで救える人はきっといるだろう。
こういう話に批判はつきものなのだ。この開発が良い方向に進み、救われる人が増えることを祈っていよう。周りの人間ではなく、AIに命を救われる日もそう遠くはないかもしれない。