飛行機の離着陸が間近で見られるセントマーチン島
カリブ海に浮かぶセントマーチン島で有名な観光スポットの一つが、『プリンセス・ジュリアナ国際空港』だ。
プリンセス・ジュリアナ国際空港は滑走路が短く、短距離で離着陸が行われる。空港近くのマホ・ビーチでは約20~30メートル頭上を通過し、離着陸する飛行機の爆風を体験できる。
普段体験することができないレベルの爆風を体感できるので、観光客はこぞってフェンスに掴まり離陸を見守る。しかし、実はとても危険な行為なのだ。
ジェットエンジンの爆風で吹き飛ばされ女性死亡
7月12日、ニュージーランドから観光に来ていた57歳の女性が、離陸する飛行機のジェットエンジンの爆風に飛ばされ死亡した。彼女は飛行機の離陸を近くで見るため、滑走路沿いのフェンスにつかまっていた。
しかし、爆風で足元をすくわれ吹き飛ばされて、勢いよく岩で頭部を強打したことが原因で死亡してしまった、、、。
この事故の映像ではないが、似た状況の衝撃映像があったので紹介しよう。
赤い服を着た女性がかなりの勢いで吹き飛ばされ、道路とビーチを隔てる縁石で顔面を強打。映像の女性は死に至ることなくケガで済んだが、今回亡くなった女性もおそらく同じような状況だったのではないだろうか。
『危険』の看板があるにも関わらず、観光客はこぞってフェンス前に並び、爆風を浴びたがる。アトラクションのようで楽しいと思っているかもしれないが、近年ケガ人が続出しているという。ちなみに死人が出たのは今回が初めてのようだ。
今回の事故により観光客の意識が変わると共に、これ以上のケガ人や死人が出ないことを祈るばかりである。