13年前に失くした婚約指輪を持ち主の元に届けたのは…
私(きな子)はしょっちゅう物を失くしてしまうのだが、大事なものに限ってなかなか見つからない事が多かったりする。
失くした物に足が生えていて、歩いて帰ってきてくれたりしないかなあ。などと本気で考えている筆者のもとに、興味深いニュースが飛び込んできた。
足こそ生えていなかったが、カナダのメアリーグラムスさん(現84歳)が13年前に紛失した婚約指輪を、なんと、ニンジンがつけて帰ってきたのだ!
何を言っているんだ?と思った貴方は、この写真を見ていただきたい。
Yesterday Mary's family called her and told her they'd found her long lost ring, in a carrot they pulled for dinner at the family farm. #yeg pic.twitter.com/I7SEnl49T0
— Sarah Kraus Global (@SarahNKraus) 2017年8月15日
え!ニンジンが指輪をはめてる!!
この指輪をはめたニンジンは、メアリーさんの義理の娘さんが、夕飯のために畑からニンジンを抜いていたときに発見されたそうだ。
慌ててメアリーさんの息子にあたる旦那さんに報告したところ、その指輪はメアリーさんが、13年前にその畑で失くしたものだったことが発覚したのだ。
66年前に旦那さんからもらった大切な婚約指輪だったのだが、雑草を抜いているときに誤って失くしてしまったようだ。
どれだけ探しても見つからず、メアリーさんは旦那さんに内緒で、似ている指輪を買い、それを代わりにつけ続けていたという。
旦那さんは、それに気付いていたのか、気付いていなかったのかは分からないが、メアリーさんから真相を聞かされないまま、5年前に亡くなってしまった。
どこに隠れていたのか指輪は畑の中に残っており、その指輪の穴をくぐって、ニンジンが根をはり、成長してしまったようだ。
そして13年越しに、メアリーさんの手元に指輪を届けたのである。
13年前の紛失物が見つかることだけでもすごいのに、まさかニンジンがはめて返ってくるなんて本当に驚きである。到底あり得ることとは思えない。
ひょっとしたら、メアリーさんの旦那さんによる、あの世からの二度目のプロポーズなのかもしれない。