25年前に行方不明になった14才の少女
1992年9月17日、アメリカのワシントン州にある人口4万人にも満たない都市ピュアラップで、14才の少女が行方不明になった。彼女の名前はミスティー・コプスィー。25年たった今なお有力な情報は得られておらず、捜査は難航している。
To this day I have never been found. Please help bring me home. #mistycopsey pic.twitter.com/JEINnJeJ8m
— Puyallup Police (@PuyallupPD) 2017年9月18日
行方不明の少女がツイッターをはじめたのか!?
ミスティーが行方不明になり、先週でちょうど25年が経過した。時間が経つとこのような事件は世間から忘れ去られてしまい、風化してしまう傾向にある。そんななか、この事件に関する「あるツイート」に関心が集まっているのだ!
それがコチラだ!
Hi. My name is Misty Copsey. I am missing and I need your help. #mistycopsey
— Puyallup Police (@PuyallupPD) 2017年9月17日
私の名前はミスティー・コプスィー。行方不明であなたの助けが必要なの。
I was born in 1978 so I would be 39 this year. #mistycopsey pic.twitter.com/T0UAI958r8
— Puyallup Police (@PuyallupPD) 2017年9月17日
1978年に生まれたから、今年で39才になるわ。
As I got older I liked dancing and music and hanging out with my friends. #mistycopsey pic.twitter.com/2nZhrfCM4L
— Puyallup Police (@PuyallupPD) 2017年9月17日
成長してからはダンスや音楽、そして友達と過ごすことが好きだった。
25年間行方不明だったミスティーが、ここにきてツイートをはじめたというのか!?このツイートはまだまだ続く。
ママと住む前に少しだけパパと住んでたの。私が行方不明になるちょっと前のことよ。
ママが仕事に出かけたら親友のトリーナと内緒で友達をうちに呼んでたの。
お祭りを楽しみにしていたのに、ママが仕事で迎えに来れないからって行けなくなったの。
帰りはバスで帰るからって、トリーナと2人でママを説得してお祭りに行けることになった!
ママがお祭りまで連れていってくれて、お互いに『愛してる』って伝えたの。
それがママが私をみた最後よ。あの時『愛してる』って言えてよかった・・・。
帰りは20時45分のバスに乗らなきゃいけなかったのに見逃しちゃったの。
ママに電話して、次のバスに乗るから大丈夫って言ったけど大丈夫じゃなかった。
もうおわかりの人もいるだろう。もちろんこれらのツイートはミスティー本人が発信したものではない。事件の詳細を赤裸々に文字として残すことで、もう一度この事件を思い出してもらおうとピュアラップ警察が発信したものなのだ。
事件を風化させないための警察の画期的な方法
翌朝、ママが私の部屋をみたら、私の姿はなかったの。
ママはトリーナに電話したけど、トリーナは私と別れて徒歩で帰宅したんだって。
Here is the flyer that mom posted and passed out after I went missing. #mistycopsey pic.twitter.com/7ipuRKseuI
— Puyallup Police (@PuyallupPD) 2017年9月18日
当時私が行方不明になったあとママが作ったチラシよ。
もしなにか知っていることがあればピュアラップ警察に電話してね。
この日、警察により55件にものぼるツイートが投稿された。家族や友人の協力のもと、昔の写真や状況も織り交ぜ、いまだ行方不明となっているミスティーからの切実な訴えを綴っている。
事件を風化させないために警察がとった画期的な方法であることには変わりないが、家族にとっては当時を思い出せば思い出すほど切なくなるだろう。いずれにせよ、このツイートをきっかけに有力な情報が得られることを願いたい。
参照元:Twitter