なんでもいいから世界一の称号が欲しい!!と思ったことがある人は案外少なくないのではないだろうか?
世界一の証『ギネス世界記録』を、あるワンちゃんが樹立したと話題になっている。
ワンちゃんの名前は『Mochi(モチ)』(♀)。日本を思わせるネーミングで、妙な親近感がわくのは筆者だけではないだろう。
フワッフワの毛に覆われたセントバーナードで、つい『もーちもちもちもち~ぃ』と顔をわしゃわしゃしたくなる風貌だ。
一見、普通のセントバーナードとかわらないモチ。しかし、ある瞬間を見れば、世界一であることに納得できるはずだ。
ペローん!『世界一長い舌』で世界記録樹立!
長い、長すぎる、、!!
ベーコンを口にくわえて振り回してるように見えるほど、長いっ!!
そう、モチは世界一長い舌をもつ犬としてギネス世界記録を樹立した。
舌の長さは18.58cm!一万円札よりも長い!!(ちなみに一万円札はタテ16cm)
19cmちかくある舌でペローんと顔を舐められでもしたら、一舐めで顔面がびちゃびちゃになりそうだ。
モチは2歳のころ、現在の飼い主であるリッケルト夫妻により動物愛護センターから救われた。
妻・カーラさんはこう語る。
『私たちはこの世界記録が、動物を救ったり家族に招き入れることが、どれだけ素晴らしいことか注目されるきっかけになることを願っています。
モチは活発で、コミカルで、とても愛おしく、そして忠実。彼女は過去に虐待され、放棄されたけど、今はそうじゃなく私たち家族の大事な一員です。
私たちはモチの個性をとっても愛しているし、誇りに思っています。』
モチは普通の犬より長い舌を持っていることで、よだれが多かったり、舌が邪魔で呼吸が苦しくなったり、ごみが舌につくなど、世話に手間がかかることも多いという。
それでも大切にしてくれる家族に出会えたのは、モチもまた、家族のことを大切に思っているからだろう。
思いやりで救った犬がギネス記録を樹立するという、壮大で素敵な恩返しのエピソードであった。いつまでもモチが幸せでありますように。
↓動くモチが見たい人はこちらの動画で