ドライブ中にお気に入りの音楽をかけて、気分を上げる人は少なくないだろう。
筆者もドライブに音楽は絶対!と思っているうちの一人。好きな曲を大きめの音量で流し、車内に一人なのをいいことにめっちゃ歌ったりもする。ドライブはちょっとしたカラオケで、ストレス発散の場でもあるとさえ思っている。
しかし、これからは誰も運転しながら歌えなくなるかもしれない珍事件がカナダで発生した。
歌いながら運転していたら罰金をとられた男性
カナダ、モントリオール在住のタオフィック・モアラさん(38歳)は、車で帰宅中、お気に入りの曲を流し、気分よく口ずさんでいた。
すると突然警察に停められ、車から引きずり降ろされたという。
頭の中が「?」でいっぱいのモアラさんに、警察が言った一言は『なにをしてたんだ?』
もちろんモアラさんは何もしていない。だから「なにもしてません。」と答えたところ、『大きな声で叫んでいただろう!』と身に覚えのない容疑をかけられたという。
『いや、僕はお気に入りの歌を聞いていただけで、「エブリバディ、ダンスナーウ!」の部分を口ずさんでただけなんですけど、、』
しかし、モアラさんの主張もむなしく、警察は運転免許証と車両登録を確認すると、117ドル(日本円にして1万3千円)の罰金を切ったのだ、、!!
モアラさんは地元テレビ局に『僕の歌声が相当悪かったのかもしれないけど、子どもを誘拐したわけでも、車内で危険行為をしていたわけでもないにもかかわらず、罰金を切られてしまったことが非常にショックです。』と発言している。
ちなみに彼いわく、そんなに大声で「エブリバディ、ダンスナーウ!」と、叫んだ覚えはないそうだ。
いわれのない容疑で罰金を切られたことに対し、モアラさんはこれから訴えを起こす予定だという。
違法ドラッグや飲酒運転などで異常な行動が見られたときに、警察が職務を全うするのは理解できる。しかし、ただ音楽を楽しみ、ちょっと「エブリバディ、ダンスナーウ!」と歌っただけで違反チケットを切られるなんて、絶対納得できない。
一音楽ファンとして、モアラさんが勝訴し、警察が間違いを改めることを切に願う。
ちなみにエブリバディ、ダンスナーウ!の正体は『Gonna Make You Sweat ft. Freedom Williams』。つい踊りださずにいられない名曲だ。そして、ちゃんと聞くと想像以上に何回も「エブリバディ、ダンスナーウ!」を口ずさむチャンスがあるのに気付くことだろう。