電車に捨てられたスーツケース。なんとその中から出てきたのは2人の女性だった。

事件

自らスーツケースに入りヨーロッパに不法入国しようとしたアフガニスタン女性

ehaepoidk
ハンガリーとルーマニアの国境にある警察当局の代表者によると、オーストリアのウィーン行きの電車に捨てられた二つのスーツケースを見つけた。どう考えても怪しいバッグのため確認しようと職員が開けてチェックしたところ、25歳と59歳のアフガニスタン女性が出てきたという。この二人は不法にオーストリアに入国しようとしていた。

3b57f7ec00000578-0-image-m
彼女たちはビザを持っていないながらも入国審査のいらないシェンゲン圏に行きたくて、このスーツケースの旅を思いついたのだという。また、彼女たちだけでなく別の所に隠れていた男性も捕まった。彼は最初警察に目を付けられた時逃げ、電車内の別のところに隠れていた。スーツケースの女性たちのこともしらないふりをしていたという。

この3人についてどのように対処するかは、現在準備中だそうだ。

彼女たちが目指したシェンゲン圏とは?

ryjhesoypridfjkla-86_1
どうして彼女たちは不法入国するためにシェンゲン圏と呼ばれる場所を選んだのか。答えは簡単だ。シェンゲン圏ではシェンゲン協定に加入している国の行き来に何度も入国審査を受けなくていいからだ。

シェンゲン協定加盟国 一覧
オーストリア、ベルギー、デンマーク、チェコ、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイスランド、イタリア、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、スロベニア、スペイン、スウェーデン、スイス、リヒテンシュタイン。

ヨーロッパは日本のように島国ではなく陸続きなので、このような協定がある。しかし、その都度入国審査がいらないとはいえパスポートは持っておかなければならないし、過去180日間(1ヶ月30日間として6か月)の間に90日間以上の滞在はできないとされている。

シェンゲン協定加盟国の地元民からすれば、この協定があるおかげで隣国へも出かけやすく便利な協定となっているし、経済効果も高い。

難民問題で危ぶまれるシェンゲン協定の存続

jairejdoik
ヨーロッパに住む人にとってはありがたいシェンゲン協定だが、難民問題のせいで継続が危ぶまれている。現在の決まりでは難民が最初に到着した国がその難民への責任を負うこととなっているが、それでは国がある場所によって不平等であるということと、難民受入拒否の流れが国民により支持されている国も多いため、難民の受け入れが安易になっている協定を見直すことになりそうなのだ。

もしもシェンゲン協定がなくなってしまうとヨーロッパ経済に大きなダメージを与えると言われているので、難民問題で早急に協定について話し合わなくてはいけない状態とはいえ、なかなか答えが出ない。

josotijf91_1
シリアや中東の難民問題はとても深刻だ。受け入れを希望されても国に余裕がなければ難民の世話をしている場合じゃないのが現実。実際自分たちが支払う税金などで難民ばかり助けられていては国民からも不満が出て当然だろう。まだまだ終息しそうにない難民問題が一刻も早く解決されるのを待ち望むのであった。

参照:Travelers Cafe World GalleryThe PAGEMailOnline

あなたにおすすめ

記者紹介記者一覧

難しいほうの峯

強烈なほどボディコンに憧れをもつ平成生まれ女。苗字をスムーズに読み書きしてもらえたことがないストレスフルな人生を楽しむほどのポジティヴさが売り。遠慮せず喜怒哀楽をありのままに表現しすぎるのが玉に瑕。

この人が書いた記事記事一覧