「クリスマス」:仲のよい人々(主に2人。古くはアベックと呼ばれていた)が、様々な大きさ・形・色の電飾(一般的にイルミネーションと呼ばれる)を眺めたり、牛の乳を使用した液体とも固体ともいえない物体で塗り固め、その上に果物などをのせた小麦粉の塊(世間ではケーキと呼ばれる)を食べる日だと聞いたことがある。
俗世と離れて過ごす筆者は、クリスマスについて何も感じたことはない。楽しそうなどと思ったことは一切ない。
しかし、日本社会では、クリスマスを一緒に過ごす人がいないということで悲しい、寂しいと思う人がいるようだ。
そんな日本社会の闇に救いの手を差し伸べるべく、筆者が血眼になって、クリスマスが禁止されている国を調べた。
サウジアラビア
厳格なイスラム教のスンニ派によって統治されており、イエス・キリストの生誕を祝うクリスマスは禁止されている。キリスト教信者などがいる学校や病院でも認められていない。
サウジアラビアのように、国教がイスラム教であったり、その信者が多い国ではクリスマスが禁止されているようだ。
タジキスタン
中央アジアに位置するタジキスタンも、イスラム教徒が多い。クリスマスツリーやプレゼントまで禁止しているそうだ。
ソマリア
イスラム教信者の多い、アフリカの国であるソマリア。数年前にクリスマスと新年のお祝いを禁止した。といっても旅行者などが各自、目立たないように祝うことは問題ない。ホテルや公衆の面前でパーティーを行うことが禁止されているようだ。
ブルネイ
東南アジアのイスラム教国。イスラム教徒がクリスマスを祝うと、何と5年以下の懲役刑になることがあるらしい。
しかし、ソマリアと同様に、イスラム教徒ではない人が、ひっそりとクリスマスを祝うことはできる。政府は「クリスマスを公衆で行うことはイスラムのコミュニティを破壊する恐れがある」としている。
北朝鮮
何かと話題の北朝鮮だが、この国でもクリスマスが禁止されている。かつて、韓国との国境の近くに作られたクリスマスツリーを破壊するという声明を出したほどだ。
意外にもクリスマスが禁止されている国は多い。イスラム教や他の宗教を信仰する人からすれば、楽しいクリスマスも違った意味を持つようだ。
今年のクリスマスは何も予定がない…という人は紹介した国に旅行することを考えてみることをおすすめする。
ただし、危険な国・地域には行かないようにしてください。