フロリダ高校銃乱射事件でクローゼットに隠れ生還した学生、祖父も同じ方法で生還していた

事件

祖父と孫が見た悪夢

2月14日、アメリカ・フロリダ州にあるマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校で銃乱射事件が起きたことは記憶に新しい。

今なお銃によってたくさんの人々が苦しんでおり、暴力に怯える生活が続いている。これは今に始まった話ではなく、70年以上前から変わっていない事実なのである。

こちらの「カーリー・ノーベルズ」というツイッターユーザーは、先日の銃乱射事件を生還した高校生。彼女の発信したツイートが、アメリカで大きな話題になっている。

これは私のおじいちゃん。彼が12歳だった時、大量殺人犯が銃を乱射して家族が殺された。その間、おじいちゃんはクローゼットに隠れてた。
 
70年後、私も殺人犯から逃げるためにクローゼットに隠れてた。事件は繰り返してる。変えなくちゃいけない。

恐ろしいことに、彼女が高校で襲撃されただけではなく、彼女の祖父も銃乱射事件に遭遇していたのである。

1949年に遭遇した事件とは

Zeitlan Kozanさんの投稿 2018年2月16日(金)

1921年9月、ニュージャージー州カムデンにて、13人が死亡、3人が負傷する大量殺人事件が起きた。

犯人の名は、ハワード・ウンルー。精神病を患っており逮捕後は精神病院に収監され、2009年に亡くなっている。

カーリーの祖父はこの凄惨な事件をクローゼットに入って奇跡的に生還した。何の因果か、孫のカーリー自身も襲撃中2時間にわたりクローゼットに入り、助かったのだ。

彼女は祖父の当時の思い出を覚えていたのだろうか・・・。祖父の経験が生きてしまうというのは、何という皮肉なのだろう。

このツイートが多くの人に衝撃を与えると、大手メディアCNNに呼ばれ、インタビューを受けることとなったのである。

カーリーは放送内でこのように答えている。

事件について何もする気がないのなら、人々にはこれ以上語るのをやめて欲しい。
 
これは繰り返し起こって、人は次々と死んでいく。亡くなってしまった人たちのために何を考え、祈ることができるでしょうか。

更に、銃規制の意向を語気を強めて語っている。精神に異常がある人物に銃を渡せば、多くの人が殺されるとも語っていた。

そして、カーリーのツイートによって、70年前から全く状況が変わっていないことが大きく問題視されている。

銃が規制されなければ、これからも多くの犠牲者が生まれる可能性がある。ここで歴史を変えれば、多くの人が悪夢を見ずに済むに違いない。

アメリカでは、銃規制に向けて多くの人が動き出している。

 

参照元:Fox2now、Twitter Facebook

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