深夜のカフェに招かれざる客が・・・
2018年2月12日深夜、コスタリカのとあるカフェがセキュリティを破られ、強盗に遭った。
この事件が起こったコスタリカのマヌエルアントニオと呼ばれる地区では、以前から強盗が多発しており、厳重な警戒態勢が敷かれていた。
もちろん、このカフェも例に漏れず、蟻一匹すら通さない、セキュリティ対策をおこなっていたようだが、それが、「たった一人の招かれざる客」によって、難攻不落の要塞が破られたのである。
犯罪多発地域のセキュリティをかいくぐって事を運ぶとは、どれだけ犯罪慣れしている猛者なのだろうか。
ターミネーターのような筋骨隆々で屈強な男か。
はたまた、007のようなダンディでスマートな男か。
「いずれにしても何かしらに秀でたプロフェッショナルに違いない」
と思いきや・・・
なんと、犯人はナマケモノだったのだ!
なんとも拍子抜けな結果に落胆しそうになるが、あまりにもノロマな手口に世界中で「世界一遅い泥棒」と話題を呼んでいる。
よほど、お腹が空いていたのだろうか。
強盗といえば、警察が来る前にいかに早く逃げるかが重要だが、彼の場合、机上のスナック菓子を盗るだけでかなりの時間を要している。
これでは、警察どころか店員にすら捕まえられてしまいそうだ。
しかし、物音を立てずにこっそり盗もうとしているあたりはまさに泥棒さながらである。
きっと店員も、今回のあまりにも可愛らしい盗人と小さな被害には、思わず笑みをこぼしたに違いない。