物語はここから
去年の8月、ルイーズという美しい女性がInstagramを始めたことからこの罠はスタートする。
プロフィールによると彼女はパリ在住の25歳。ディナー、旅行、パーティーに家族団欒まで、彼女が日々をエンジョイしてることが、ひしひしと伝わってくる内容がアップされている。
こんなセクシーショットまで
アップされる写真たちは、どれも羨むほど小粋に切り取られ、それを彼女の美しさが後押しするように人気を集めていくのである。
2ヶ月で1万2000人のフォロワー
ハイカラな投稿を続けていく彼女は、なんと2ヶ月という短期間の間に12000人のフォロワーと計50000を超えるイイネを獲得している。そんな投稿をフォロワーたちが、褒め称える言葉でコメント欄を飾っていくのである。
タネあかし
皆さんお気づきだろうか?この写真たちの多くに共通するある点が存在しているということがことが。
実はこのアカウントはAddict Aide基金が打ち出したアルコール依存症防止キャンペーンのためのものなのである。投稿が開始され2ヶ月ほど経った9月の終わり頃に、このアカウントで“タネあかし”のキャンペーン動画が投稿された。
動画を見た方はもうわかったであろうが、この写真たちの中に彼女だけではなく、たびたびグラスやボトルが写っているのである。つまり彼女はアルコール依存症であったということが表されている。
動画の最後に出てくるこの言葉。
It’s easy to miss the addiction of someone close.
身近な誰かの中毒は見落としやすい
目が捕らえることだけが全てなのではなく、見えていたとしても、その裏側ではこういった事実が隠されているかも知れないと考え直させられるキャンペーンである。
参照元:Instagram
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