先月、フロリダの高校で起きた銃乱射事件は、まだ我々の記憶に新しいだろう。
17人の犠牲者を出した惨劇から2週間たった2月28日。事件後はじめて、生徒たちが事件発生現場となった高校へ足を運び、授業が再開された。
授業再開に合わせ、セラピー犬を導入!
そして、凄惨な事件が思い返されるであろう高校へと、足を踏み入れた生徒たちが目にしたものは、予想外のものだった。
その光景がコチラだ。
▲この日、生徒たちはセラピー犬とともに授業を再開した
セラピー動物を派遣する地元団体のサポートにより、生徒たちはセラピー犬によって出迎えられたのである。
事件によって抱えたトラウマや、友人や先生を失った悲しみを乗り越えるのにはまだまだ時間が必要なはずだが、セラピー犬と時間を過ごすことで、この日、多くの生徒の笑顔をみることができたという。
銃規制の強化に賛同意見続出!
セラピー犬は、主に病院や老人ホーム、養護施設などを訪れ、人々に無条件の愛と快適さを提供することが目的とされている。
動物によって必要とされたり愛されたりすることは、困難に陥った人間の感情を救済してくれる源にもなるという。このマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校でも、しばらくの間、このセラピー犬たちによる支援を続けていくようだ。
事件後、アメリカでは銃規制の強化に対する賛同意見が相次いでいるのは、みなさんご存知だろう。
すでに、大手企業らが、アサルトライフルと呼ばれる自動小銃の販売を中止したり、21歳未満の客への販売をしない方針を固めたりと、さまざまな動きをみせている。
その一方で、米トランプ大統領は、銃を扱える教師を育成し、その教師にはボーナス金を支給するなどと述べ、教育現場を中心に反論意見が飛び交っているのだ。
多くの生徒が立ち上がり、銃規制を訴えているが、トランプ大統領にはどこまで届いているのだろうか。
参照元:Instagram