先生の愛と知識量がパネェ!
世界では今、テクノロジーの発展に合わせてパソコン教育に力が入れられており、より優秀な技術者を生み出そうとしのぎを削っている。
そう考えている人々は、西アフリカに位置するガーナ共和国にももちろんいる。
しかし、電気も安定供給されておらず、パソコンの普及も少ない・・・。こんな国であっても、未来を担う子供たちに最新鋭の教育をしてあげる素晴らしい先生がいると話題になっているのだ!!
では、パソコンがない中でどういう教え方をしているかというと・・・・
黒板に板書を丸写し!!!
こちらの先生が教えているのは、マイクロソフトのワード。現代ではお仕事でとても必要なソフトといえるだろう。
WindowsXPの画面のようだが、グリッド、アイコン、ボタンがすみずみまで描かれている。す・・・すげえ~~~っ!
彼は、ガーナ共和国の首都クマシの小学校で教鞭をとっているリチャード・アッピア・アコト先生。
この画像がフェイスブックの投稿には、このような温かい言葉が添えられていた。
「ガーナで情報技術を教えるのはとても楽しいよ。黒板で教える形でもね。僕は子どもたちが大好きだから、私が教えてることを理解してもらえるように頑張らなければならないんだ。」
アコト先生の務めている学校には、2011年以来パソコンがないのだという。こうした状況でありながらも、情熱的に最新技術を教える心意気が素晴らしい。
子供達も一生懸命板書している。こういう風に教えられたら、パソコンを実際に触ったときの感動はひとしおに違いない。「クリックしたら動いたーー!」って感じにね。
この写真が投稿されると、ネット界隈で大きく拡散。アコト先生には大きな称賛と感心するコメントが寄せられた。
・すげー再現度だ!パソコンオタクだからすごく感激してしまった!
・先生の愛が伝わってくる。神のご加護を!
・僕もガーナで教えたことがあるけど、電気が全然使えなかったからこうやって教えざるを得なかった。
でも、普段よりたくさん教えられたよ。子どもたちがパソコンだと気が散っちゃうからだ。
・小さいころ紙のキーボードでタイピングの練習を続けてたのを思い出させるな。
それでもパソコンへの憧れを捨てられなくて、水を運ぶ仕事をしながらプログラミングの勉強を続けていたんだ。
そしたらIT企業に技術者として働けるようにもなって、給料は5倍以上になったんだ!神様に感謝だよ。
例えパソコンがない状況でも、情熱さえあればいくらでも学ぶことができる。そんな心持ちに、多くの人が感銘を受けたようだ。
この様に、ガーナにもテクノロジーへの情熱を持った人々がたくさんいるのである!
マイクロソフトがこれに反応!
このニュースが拡散されると、なんとマイクロソフトの公式アカウントが反応したのだ!!
Supporting teachers to enable digital transformation in education is at the core of what we do. We will equip Owura Kwadwo with a device from one of our partners, and access to our MCE program & free professional development resources on https://t.co/dJ6loRUOdg
— Microsoft Africa (@MicrosoftAfrica) 2018年2月27日
デジタル教育をする教員たちへの支援は、私たちの使命の最も大切な部分です。
アコト氏には協賛社からコンピューターと弊社のソフトを無償で送らせていただき、教育支援を行うコミュニティへ招待致します。
アコト先生の小学校に、なんとパソコンとソフトが支給されることになったのだ!これで子どもたちにもっと深くパソコンを学んでもらえるに違いない。
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このようにガーナのような厳しい土地でも、あらゆる工夫をしてテクノロジー教育が行われている。
場所や環境を問わないITの世界だからこそ、アフリカにもチャンスがたくさん眠っている。我々も彼らの情熱に負けずに頑張っていきたいものである!