見えるもの全てを信じてはならない
そこにあるものがないように見えたり、ないのにあるように見えたり、実物とは違った色に見えたり…我々はものを正しく認識できているとは限らない。実際のものとは異なっているように見える、錯視といわれる現象が起きる。
これまでにもedamame.では、いくつか錯視を紹介してきたが、今回もそんな錯視の1つを紹介しよう。
絵が消えた…!?
先日、海外のネット掲示板で1枚の画像が話題となった。その絵をしばらく見つめていると消えるらしい。
一体どういうことだろうか?とにかくその絵を見てもらおう。
画像中央の×をまばたきせずに、しばらく見つめていただきたい。
For our next trick 'The Fading Picture' – Keep your gaze focused on the black cross and the image should fade to white!
?
It's not magic, its called the Troxler Effect. If you're a fan of illusions @UofGCSPE has compiled a full index ? https://t.co/D1qzzpn5S7 pic.twitter.com/ErgcvM8zwz— University of Glasgow (@UofGlasgow) 2018年4月11日
色が消えて真っ白になった…なんじゃこりゃ…
トロクスラー効果
この不思議な現象は、トロクスラー効果と呼ばれている。真っ白に見えるのはフィリング・インといい、画像の一部が、周辺の部分に溶け込んでしまうこと。ある一点を見つめているときも、我々の目が常にわずかに動き続けていることが原因の一つだそうだ。
掲示板では「これは面白い!」「何回でも消えるね」「黄色は消えなかったな」などのコメントが見られた。個人差や画面の大きさによって、見えやすさが変わるのだろうか。
わかっていても消えたように見えるのが錯視。完全にそのメカニズムが解明されていないものも多数存在している。う~ん不思議だ。
ちなみに人工知能にも錯視が起きるという発表がされている。もっと不思議だ…
でも人工的に再現が可能なら、メカニズムがわかる日も近い…?