太っていても関係ない!型破り太っちょバレリーナが魅せるダンス魂。

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バレリーナにしては規格外の体型

Lizzy ??さん(@lizzy.dances)が投稿した写真

彼女の名前はリジー・ハウウェル。15歳。写真を見れば分かる通り、彼女はバレリーナなのだ。バレリーナの概念を一瞬で壊すような彼女の体型。しかし、彼女はただのおデブさんではない。

まさに動けるデブ。いや、デブと呼ぶのはもはや失礼なレベル。

失礼な話、この体型でバレエレオタードを着る勇気があるだけで尊敬のまなざしだが、彼女はただお遊びでバレエをしているわけではない。体型から想像するよりはるかにできる女なのだ!

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見よ!この華麗なトゥータッチを!私もダンス歴が長いので分かるが、こんなに手足ともに指先まで綺麗に伸びたトゥータッチが出来るのはセンスのある人だけ。

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オフバランスのジャンプ。とにかくリジーは見かけによらず跳躍力がすごい。

Lizzy ??さん(@lizzy.dances)が投稿した動画

彼女がすごいのはジャンプだけではない。ターンもすごいのだ。このターンはフェッテという技。身体のバランス、中心軸がしっかりしているからこそ成り立つ技だ。このように安定して何回転もするのは見かけ以上に難しい。

彼女の魅力はダンスからも伝わるパッションそのもの

Lizzy ??さん(@lizzy.dances)が投稿した写真

リジーはバレエだけでなく、ジャズダンスやタップダンス、コンテンポラリーダンスまで踊りこなす根っからのダンサー。若干15歳の彼女だがダンス歴は10年で、生まれてこの方ダンスに関わってきた期間のほうが長い。

そして、彼女の魅力はただダンスが上手いというだけに止まらない。彼女のダンスが魅力的なのはダンスに対するパッションがあるからだ。

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彼女はいままで多くのダンス講師に耳にタコが出来るほど体型のことを言われ続けてきた。痩せないとダンスの世界に居場所はないとも言われたそうだ。確かにダンスやバレエは魅せる芸術である以上、見た目を意識しなければならない。しかし、個性を消してまで型に収まらないといけないのかというとそれは違う気がする。


リジーは体型を引け目に感じることも言い訳をすることもなく、太っていたって出来ることを見せてきたという。それが彼女の自信となり、人の心を動かすダンスが踊れるようになったのではないだろうか。

同じダンスを踊っても、自信がある人とない人から感じるものは全く違う。ダンスに必要なのはスキルや見た目だけでなく、内面もかなり影響する。どれだけ高いスキルを持っていたとしても、ダンスにかける想いがなければ見ている者には伝わらないのだ。

リジーのダンスに勇気をもらう多くの人々


踊ることを心から愛し、楽しむことが出来れば、彼女のように型破りな体型だからといって出来ないことはない。

彼女のインスタグラムフォロワー数は、現在43万8千人。彼女の投稿には「長い間ダンスをしていたけど、妊娠してから体型が変わり、大好きなダンスを諦めてしまっていたわ…。でもあなたが踊る姿を見て、踊りたくなっちゃった!」などと、多くの女性がコメントを寄せている。

実は偽脳腫瘍を患っているリジー

リジーは偽脳腫瘍(ぎのうしゅよう)を患っており、通院している。偽脳腫瘍とは脳の周りの圧力が増えることにより、頭痛や視覚障害などを引き起こす病気である。偽脳腫瘍のはっきりとした原因はまだ分かっていないようだが、肥満も発症リスクを上げる原因ではないかと見られている。

また、リジーは同時にうつも抱えており、そのせいで強い不安感に襲われることもあるようだ。そんな不安感を取り除き、彼女を幸せにしてくれるのがダンスなのだという。

Lizzy ??さん(@lizzy.dances)が投稿した写真


彼女の生活とは切っても切れないダンス。病気の原因が肥満によるものなら痩せるべきだが、そうでないなら彼女らしく、これからも見かけによらないダンススキルを磨き続けて欲しい。人に何を言われようと自信をもち、好きなことにひたむきな彼女の姿に感化されるのであった。

参照:instagram

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難しいほうの峯

強烈なほどボディコンに憧れをもつ平成生まれ女。苗字をスムーズに読み書きしてもらえたことがないストレスフルな人生を楽しむほどのポジティヴさが売り。遠慮せず喜怒哀楽をありのままに表現しすぎるのが玉に瑕。

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