「犬だと思ってたのに・・・」という案件は、edamame.ではこれまでに多数紹介している。
例えば、かわいい子犬だと思っていた犬がクマだったことなどなど。
クマだと一歩間違えれば命の危機に瀕する事態だが、今回の案件は安心してほしい。正体はキツネである。
すっかり懐いてしまっているこのワンちゃん、実は・・・
中国の山西省にすむワンさんという女性は、地元のペットショップで日本スピッツとして売られていた子犬を購入したのだそう。
掛かったお金は、日本円で約2万円(1200元)。白くてホワホワで日本でも非常に人気のある犬種だ。
▲日本スピッツの子犬のイメージ
しかし、飼い始めて三か月後・・・ドッグフードを拒むようになり、鶏肉やフルーツを好むようになっていったという。
更に、尻尾は普通の犬より太くボリューミーになっていき、散歩の途中で他の犬から怖がられるようになったとのこと。
そのあたりで、ワンさんはだんだん「これ本当にイヌ・・・?」と疑い始めた。
そこで動物園でプロに調べてもらったところ、なんとキツネだったことが発覚したのである!!
A Chinese woman was surprised to discover that the 'pet dog' she has been raising is actually a fox.
ワンさんに抱っこされている様子は、明らかに野生を忘れたイヌそのもの。目つきは優しく、とてもおとなしくしている。
鳴き声を聞いたことがなかったことも、キツネと発覚するのが遅れた原因のひとつだったようだ。良い子である。
地元メディアの取材に対し、「大きさが完全にキツネのサイズでした。大きくなるごとに、抱っこすると体臭がだんだん強くなっていったのです。」と、動物園のスタッフは語ったという。
こちらで動いているキツネさんをご覧いただけるが、荒々しい面は全く見えない。たくさんの愛情を注いでもらったことがわかる。
しかしワンさんは「キツネを自宅で飼い続けるのは、健康上適切ではない」と判断し、やむなく動物園に保護して貰うことにしたという。慣れ親しんだ飼い主さんと離れることになってしまったが、これは賢明な判断と言えるだろう。