タイムトラベラーも参列する?
2018年3月、「車いすの天才宇宙物理学者」ホーキング博士が亡くなった。以前edamame.でも紹介したように、彼が残した功績は計り知れない(記事はコチラ)。
そんなホーキング博士の追悼式が6月に行われるのだが、、、少しおかしなことが起こっているようだ。
なんと、追悼式に未来生まれの「タイムトラベラー」も招待されているのである!
2038年生まれの人が、2018年を訪れる?
Photo Credit: © Jaime Travezan
6月15日にイギリス・ウェストミンスター寺院で行われる式典では、ホーキング博士の遺灰がニュートンとダーウィンの墓の隣に埋葬される。世界を変えた偉人の隣に埋葬されるとは、改めて博士の偉大さを感じる。
その式典には一般人も招待されているのだが、驚いたことにタイムトラベラーも同じく招待されているのである!
どういうことかというと、招待チケットの申し込みサイトの記入項目の内、誕生日が2038年12月まで選べるのだ。つまり、未来生まれの人も参加できるということである!
博士は以前からタイムトラベルに興味を抱いており、「タイムトラベラーが存在するかどうかの実験」を博士の追悼式で行うことを、遺族が決めたのである。なんともユニークだな!
▲式への申し込みは締め切られているものの、今でも会員登録の誕生日は2038年まで選べる
以前もタイムトラベラーのためのパーティを開催
実は、ホーキング博士はタイムトラベラーを招待するパーティを、2009年に「実験」として開いていた。
この実験は、招待状をパーティの始まる前には出さず、パーティが終わった後にだけ招待状を送付するというものであった。こうすることで、もしパーティに誰かが来たら、その人はパーティの後に得た招待状を見て過去に戻りパーティに参列した、つまり「タイムトラベル」したことが証明されるという仕組みである。なんとも面白い発想である!
残念ながらパーティには誰も訪れなかったため、この時タイムトラベルを確認することはできなかった。それでも博士はタイムトラベルについての関心を捨てなかった。もしも、今回の追悼式で確認されたら、スゴイことだな!
人類に計り知れない貢献を残しながらも、ユニークさを兼ね備えていたホーキング博士は、改めて偉大な人物だったのだ。彼の追悼式にタイムトラベラーが現れるかどうか、見ものである!