妻のためにメイクアップを学ぶおじいさん
愛する人と助け合いながら暮らす・・・これこそが夫婦生活の理想であるだろう。
その理想に最も近いと言えるだろう、アイルランドのとあるご夫婦が話題になっている。
2人はアイルランドに住む、結婚して56年目のマナハン夫妻。
夫のデスさんは、年々視力が衰えていく奥さんのモナさんのためにメイクアップをしてあげているという。
モナさんの左目はほとんど見えなくなってしまっており、現在右目でしかものを見ることができていないという。片目をつぶってメイクをすることがどれだけ大変か、女性の皆さんならおわかりだろう。
そこでデスさんは、モナさんのメイクグッズを一通りみて「私がやろう」と考えたのである。それまでは、2人の結婚式で自分の髪の毛を整えたくらいしか経験がなかったという。
ある日、知人のバースデーパーティを前に特別なメイクをしたいと考えたそう。デパートのメイクアップカウンターへ向かってメイクを依頼したとき・・・途中、夫のデスさんが「私もやっていいですか?」と声をかけたのだ。
プロに教えられながらであるものの、メイクアップの手つきにアーティストは驚き、事情をきいて感銘を受けたという。すると、このエピソードがSNS上でとあるメイクアップアーティストの目に留まり、テレビ番組に出演することとなったという。
夫妻の真ん中に立っているのは、超大物メイクアップアーティスト・マリオ・デディヴァノヴィック氏である。
彼はケンダル・ジェンナーやキム・カーダシアンなどのセレブのメイクを担当しており、世界トップクラスの実力を誇るアーティストである。
夫妻は彼の番組内でメイクの手ほどきを受け、世界最先端のメイクの仕方を学んだとのこと。この経験は2人にとって素晴らしい思い出となっただろう。
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こちらの自信を失ってしまった女性をメイクで元気づける記事でも、メイクには人を輝かせ、元気を与えてくれる力がある事を感じさせる。
動画の最後で「夫はまだ私のこと可愛いって思ってるの」とモナさんが話し、デスさんが恥ずかしそうに笑う姿は心が温まる。幸せの二人のまま、末永く長生きしてほしいものだ。