エクスカリバーは本当にあった!?イタリアの修道院で発見され話題に!

カルチャー

おとぎ話×現実

おとぎ話と現実が絶妙にリンクした時、それは「都市伝説」という形で言い伝えられていく。

例えば、かぐや姫は宇宙人だとされたり、天狗は西洋人だとされたり、日本でもその例は枚挙にいとまがない。

それは海外でも同様である。そのひとつが、『アーサー王伝説』に登場する岩に刺さった剣のエクスカリバーだ。引き抜けた者だけが王になれるといわれるエクスカリバーは当然、おとぎ話だと思われていた。

しかしイタリアの聖ガルガーノ修道院には、岩に刺さった剣が残されているというのだ。

こちらがその画像だ。

確かに岩にズップリ刺さっているが・・・果たしてこれは本物のエクスカリバーなのだろうか?

これがエクスカリバーなのか?

修道院があるトスカーナ地方の言い伝えによると、この岩が誕生したのは12世紀のこと。傲慢な騎士ガルガーノが天使に「物欲を捨てよ」と言われたとき、「それは岩に剣を刺すくらい難しい」と反論し、実際に剣を岩に突き立てた。すると岩はまるでバターのように柔らかくなり、剣は刺さってしまったという。

嘘くせ~と思われる方も多いかもしれないが、実際に現代の専門家が科学的に調べたところ、剣は12世紀のものであることが判明した

ちなみに『アーサー王伝説』にてエクスカリバーの記述がなされたのは13世紀頃、つまりこの剣が登場した後ということになる。

とすれば、この剣が『アーサー王伝説』のモデルとなっていても不思議ではない

とはいえ『アーサー王伝説』は、ケルト叙事詩など様々な要素によって成立しているため、断定はできないようだ。

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神話に出てくる都市トロイアの遺跡が実際に発見されたように、もしかするとエクスカリバーも実在しているのかもしれない。

みなさんもご存知のとおり、事実とは常に、小説よりも奇なるものなのだ。

参照元:ガーディアンTwitter

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高勢めぐみ

ソシャゲ全盛の現代において、コンシューマーゲームをこよなく愛する化石系主婦。しかしアクションゲームは苦手で、最初のクリボーで死ぬ。ちなみに香川と鹿児島のハーフ。

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