若気の至りとはよく言ったものだ。
「昔はよくばかなことやったよ」「若いころは迷惑ばっかりかけていて…」などと、武勇伝のように語る人も少なくない。かくいう筆者自身も、年をとるにつれて昔の話をよくするようになってしまった。
現在、アメリカ・ユタ州のミッドヴェールという都市の公共事業部に送られてきた手紙が話題となっている。
その内容は…過去のやんちゃを謝罪するものだった!
90歳男性「ごめん!5000円送るから許して!」
その手紙の送り主は、アメリカ・テキサス州に住む男性。年齢は90歳。かなりの高齢である。
彼は一体を何を書いたのだろうか?実際の手紙を職員が再現したものがこちらだ。
We received the sweetest anonymous letter from a 90-year-old Texas gentleman, and just had to share with y'all. #texas #BlessHisHeart pic.twitter.com/z2A5k78gBz
— Midvale City, Utah (@MidvaleCity) 2018年6月20日
内容を簡単に説明すると、
・若い頃に道路の標識を盗んだ。
・今回、その謝罪のためにこの手紙を送った。
・若いころの愚かな行為を後悔している。
・標識の弁償代として50ドル(およそ5400円)を同封した。
若いからといって「よっしゃ!いっちょ標識盗んでやるか!」ってなるのか?アメリカでは珍しくないのだろうか?
市長は、この標識の窃盗はおよそ75年前に行われたと考えている。「彼は75年間、50ドル以上の重荷を背負い、その対価を払ってきただろう」と語った。
とはいえやはり、犯罪は犯罪。盗んだバイクで走り出すのも犯罪だし、夜の校舎の窓ガラスを壊して回るのもの犯罪だし、今回のように標識を盗むのも犯罪だ。
中には若気の至りということで済まないこともあるだろう。若い読者は気をつけて欲しい。