14歳のあなたはどんな子供でしたか?
突然ですがあなたは、14歳の時どんな子供だっただろう。
私(高勢)は5年ぶりに発売されたドラクエ7と部活動に明け暮れる、ごく普通の中学生だった。
今、ツイッターでは「#MeAt14(#14の時の自分)」というタグが流行し、多くの女性が14歳の時の写真を投稿している。
一見よくある女性の自撮りのように見えるこのタグには、実は女性たちの悲痛な思いが込められていたのだった。
政治家のセクハラスキャンダルがきっかけ
事の発端は、共和党のロイ・ムーア氏に対し4人の女性からセクハラの訴えがあったことだ。女性のうち1人は、当時わずか14歳だったという。
これに対しFOXニュースの司会者が「性行為の同意があった」と発言した。
しかし14歳はまだ子供。同意があろうと、性行為は行ってはならない。
この司会者の発言には多くの女性が反発し、「14歳がいかに子供であるか」を示す「#MeAt14(#14の時の自分)」というタグが流行したのだ。
おどけた子供
#MeAt14 Making faces with my family and waaaay to young to consent. pic.twitter.com/VzQREaD4bJ
— Eden Riegel (@edenriegel) 2017年11月14日
テレビドラマを中心に活躍する女優、エデン・リーゲル氏のツイートだ。
「家族と変顔してる、#14歳の時の自分。同意を求めるには若すぎる」
自分では「大人だ」と思っていても…
This is me at 14. I thought I was so grown up but really, I’d come home from school and watch cartoons. My favorite food group was gummy worms. I made necklaces out of plastic beads and wrote in my journal about boys. I was not dating a 32-yr old man. #NoMoore #MeAt14 pic.twitter.com/7QlPSXVoK7
— Elizabeth Tulloch (@BitsieTulloch) 2017年11月12日
写真は、14歳のビッツィー・トゥロック氏。海外ドラマ『GRIMM/グリム』のジュリエット役で有名な女優だ。
「学校から帰ったらマンガ読んで、ビーズのネックレス作って、男の子たちのことを日記に書いてた。32歳のオジサンとデートなんて考えられない」
ジャーナリストのツイート
#MeAt14 and unable to give consent. pic.twitter.com/nJ0ZFlVANd
— Andrea Noel (@metabolizedjunk) 2017年11月14日
メキシコで活躍するジャーナリスト、アンドレア・ノエル氏のツイート。
「14歳に「同意」を求めるなんて、無理」
アラバマ出身のロイ・ムーアを揶揄して
Can’t consent at 14.
Not in Alabama.
Not anywhere. #MeAt14 pic.twitter.com/4V51WZJljC— Eden Dranger (@Eden_Eats) 2017年11月11日
はにかんだ笑顔が可愛らしい少女は、コメディアンや作家として活躍するエデン・ドランゲル氏。
「アラバマ州だろうがどこだろうが、14歳に性行為の同意を求めるなんて間違ってる」
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「#MeAt14(#14の時の自分)」の写真はすべて、あどけない少女たちの写真だ。
たとえ見た目が大人びていたとしても、中身は正真正銘の子供なのである。
子供は大人に守られるべき存在であり、ましてやセクハラの原因を子供に求めるなど言語道断である。
我々一人ひとりが認識を改め、SNSでセクハラ問題を提起する#MeToo(私も)や#MeAt14というタグを見ることがない世の中にしていきたいものだ。