ロールス・ロイスといえば、「○○界のロールスロイス」という言葉まであるほどの超・高級ブランド。
そんなロールス・ロイスが、空飛ぶタクシーの開発に乗り出したという。こちらがロールス・ロイス公式アカウントのツイートだ。
Our new hybrid electric vertical take-off and landing (EVTOL) concept vehicle could be adapted for personal transport, public transport, logistics and even military applications. It could take to the skies as soon as the early 2020s https://t.co/SpltqJG5cw pic.twitter.com/1suGY9OWOy
— Rolls-Royce (@RollsRoyce) 2018年7月17日
空飛ぶ車って…なんだかトンデモな響きがするのだが、ロールス・ロイスさんったらどうしちゃったの!?
再来年までに実用化を目指す!
そもそもロールス・ロイスは、自動車会社の「ロールス・ロイス・モーター・カーズ」と、航空機などの工業メーカー「ロールス・ロイス・ホールディングス」に分かれており、今回の開発は後者が行っている。
前述のロールス・ロイスは、2020年前半に空飛ぶタクシーの実用化を目指すことを発表した。2020年って…再来年、すぐじゃん!
4~5人乗りのタクシーは、最高時速400キロで約800キロを移動できるという。
空路の羽田-広島間がおよそ800キロ、つまり東京-広島間をわずか2時間で移動できるタクシーということになる。飛行機での所要時間1時間半より30分ほど長いが、飛行場まで行く手間、飛行場での待ち時間などを考慮すると、かなり便利であることは間違いない。
世は空前の「空飛ぶ車」ブームだった!
最近では、グーグルの共同創業者や配車サービスのウーバーなど、様々な企業が「空飛ぶ車」への挑戦を行っているが、これは「eVTOL(電動垂直離着陸車両)」の研究が目覚ましい発展を遂げているからに他ならない。
eVTOLとは、小型飛行機の上にドローンをくっつけたような形をした、新しい車両だ。
Take to the skies: using gas turbine generated electricity, our hybrid electric vertical take-off and landing (EVTOL) vehicle will transport up to five passengers for 500 miles at 250 miles per hour by the early to mid 2020s https://t.co/SpltqJG5cw pic.twitter.com/DtUN6YgGlM
— Rolls-Royce (@RollsRoyce) 2018年7月20日
飛行機とは異なり、
・電気を使うためエコ
・垂直に離着陸するため、飛行場ではなく街中のビルの屋上などでも乗降が可能
・無人機であるため、コストがかからない
などのメリットがある。
つまり空飛ぶ車はもはやSFではなく、とっくに現実味を帯びてきているのだ。
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ポルノグラフィティは2000年に「車もしばらく空を走る予定はなさそう」と歌ったがそれから20年、技術は確実に進歩してきている。
ロールス・ロイスは空飛ぶ車について、個人利用だけでなく、公共の輸送や物流、軍事などにも応用できると語る。
空飛ぶ車の台頭で、我々の生活はますます便利になりそうである。