1880年ごろのフランスの村の様子を知れる大発見!
一般人について歴史書に記されることは少なく、彼らのリアルな生活を知ることは非常に難しい。だが近頃、19世紀のフランスの村の暮らしを知ることのできる、驚くべき大発見があった。
なんと、フランスのお城で床板に記した日記が見つかったのである!!!
「普通の労働者、一般人の言葉だ」と学者も興奮
What an amazing find! A hidden diary written by a carpenter on the floorboards of a French château has been discovered > via @BBCNews https://t.co/oe29zWi6Sl #France #château #FrenchProperty pic.twitter.com/FPy5OX60qu
— Living France mag (@LivingFrance) 2018年6月8日
フランスのあるお城の新オーナーが、傷んだ床を新調しようと決めた。すると、板を取り外している最中、文字が書かれていることに気付いた。これこそ、19世紀当時の人が書いた日記だったのだ!
パリ大学の歴史学者ブドン教授は、「これは普通の労働者、一般人の言葉だ」と述べ、「通常の歴史資料ではとうてい知ることのできない、村の人間関係の実態が見れる」と興奮している。凄いことだな!
The secrets of a diary written on castle floorboards https://t.co/fLuImN72Ss
— BBC News (UK) (@BBCNews) 2018年6月3日
床板の日記は、1880年ごろにジョアシャン・マルタンという大工によって書かれたもので、当時の村の生活を記したものであった。
内容は村の人間関係、特に男女関係や宗教、犯罪などについて。
彼の日記の記述で、衝撃的なものを一つ上げると、
この町の神父は病的な女好きで、懺悔を悪用して女性と性行為を行っている。僕たちの家庭状況にも首を突っ込んできて、月に何回、どのように夫婦の営みを行うかも聞いてくる。この豚は絞首刑に処されるべきだ
と書かれている。神父さんってもっと高潔なものだと思ってたけど、こんな神父もいたのか…日記を書いた大工さんが、この神父をめちゃくちゃ嫌っている様子がリアルで非常に面白い(笑)
この日記はこのように、村人のリアルな生活を伝えてくれる、歴史的に非常に貴重な発見であった!この日記を書いた人は、こんな大ごとになると考えていたのだろうか。もしかしたら、我々の日記も数百年後には歴史的発見と言われるのかもしれないな!