【犬が起こした奇跡】冤罪で懲役50年の危機に瀕していた男性、ペットが見つかったことで無罪となる!

事件

ペットに救われた男性

米ワシントン州レドモンドに住むジョシュア・ホーナー氏という男性は、2017年に起こしたとされる性犯罪で、懲役50年が課せられる寸前だった。

ホーナー氏を訴えたのは実の娘。彼女は法廷で「見せしめとして飼い犬を殺された」と証言していたという。

しかし、逮捕から1年以上経過した、なんと死んだはずの犬が発見され、ホーナー氏の無実が証明されたのである。

昨年5月、当時配管職人だったホーナー氏は、実の娘への児童虐待と第一級性犯罪で有罪判決を受けていた。

娘は証言の中で「もし警察に通報したらペット達を殺す、といって見せしめに飼い犬のルーシーを撃ち殺した。」と明かしていたが、ホーナー氏は「ルーシーを殺していない。娘はウソの証言をしている。」と反論。犬のルーシーさえ見つかれば無罪を証明できると証言した。

これを受け、誤認逮捕の被害者を救済を行う非営利団体”The Oregon Innocence Project”が再調査を実施。その結果、同団体はオレゴン州在住の新たな家族の元で飼われていたルーシーを発見したのだ。

その後、団体と地方検察局の働きかけによって、裁判所は告訴を取り下げた。その当時、ホーナー氏は上訴審が下級審の判決を棄却したことで、8月に拘置所から釈放され再審を待っている段階だった。

検察の報告によると、ルーシーが見つかった後、娘は宣誓証言に関する供述を拒んでいるとのこと。他にも、事実とそぐわない証言がいくつかあったとみられている。

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写真には、ホーナー氏が妻と裁判所を後にしている姿が写っている。地元メディアの取材に対し、「妻と共に人生をやり直せる」とその胸中を明かしていた。

非営利団体”The Oregon Innocence Project”の代表スティーブ・ワックス氏は、「今回明らかになった事件の証拠は、たくさんの司法の問題を浮かび上がらせた。」と語っている。

悪質な性犯罪が厳罰化されていく一方で、こうした冤罪事件も増えつつあるのだ。

 

参照元:YoutubeThe Bulletin

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