マジで刺さってた・・・
アザラシは息をするとき、鼻の穴をパクパクと開閉することができるが、ぱっか~ん!と開いたときの鼻の穴はビックリするほど大きい。
その大きさは、うっかり異物が入ってしまうなんてことも起きそうなほどだ。
そんな矢先、なんとアザラシの大きな鼻の穴にウミヘビが刺さってしまったらしい。
「は!?そんなギャグ漫画みたいなことあるわけないだろ!?」と思ったそこのあなた!コチラの写真をご覧いただきたい。
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ほ、本当に・・・ウミヘビが刺さってる・・・・・。
まだら模様の長~い胴体が、鼻からにょろりと伸びている。アザラシの虚ろな目が、なんとも息苦しそう・・・。
コチラの写真は、アメリカ海洋気象庁に属するハワイモンクアザラシ研究会が撮影したもの。12月3日の月曜日、北西ハワイ諸島にあるフレンチ・フリゲート礁で発見されたという。
同団体のフェイスブックページには、写真と共にこのようなコメントが載せられていた。
「月曜日・・・アザラシに手を出すことはいいことじゃなかったかもしれないけど、鼻にウミヘビが刺さっているよりかはマシだったと思います。
私たちは数年前にも、同様の現象を報じたことがあります。今回もこの若いアザラシの鼻にウミヘビが刺さっているのを発見しました。
いずれもウミヘビは無事引き抜くことに成功しており、アザラシの健康状態にも問題はありませんでした。」
今回も45秒ほどでサクっとウミヘビは引き抜かれたというが、その全長はなんと60センチにも及ぶものだったそう。
50センチほど奥まで入り込んでしまっており、鼻からは10センチほどしか尾が出ていなかったが、引き抜いて出血をすることもなく、アザラシは落ち着いていたとのこと。
同団体によると、刺さっていたウミヘビはモヨウモンガラドオシと見られているという。米メディア”Newsweek”のインタビューにおいて、まだ鼻腔内にトゲやヒレが残っている可能性を考慮していた。
▲モヨウモンガラドオシのイメージ
なお、実は鼻の穴にウミヘビが挟まってしまったアザラシが発見されたのは初めてではなく、その原因については現在も謎に包まれているという。まさにミステリーである。
なんともシュールで笑ってしまう表情だったが、「痛そう・・・」という感覚がリアルに伝わってくるワンシーンであった。とはいえ、アザラシが鼻からウミヘビを無事引っこ抜いてもらえて何よりである。