メディア学教授が出した課題「バズるツイートを考える」→ある学生が大成功!その内容とは?

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アメリカ・ミズーリ州立大学で教鞭をとるメディア学の教授・アンドリュー・クライン氏は、学生にこんな課題を出した。

「SNSで爆発的に拡散される投稿をしてみよう」

この課題の意図は、SNSで拡散されるコンテンツを作ることが「いかに難しいか」を学生たちに思い知らせること。すべての学生がこの課題に失敗するはず……クライン氏はそう思っていたらしい。

しかし、学生のシドニー・アルトさんは、あっさりこの課題を「クリア」してしまった。

シドニーさんは友人たちとともに、「拡散される動画」のコンセプトをひねり出して撮影。ツイッターに投稿した結果、瞬く間に拡散されていったのだ。

その投稿はこれ

動画のテーマは「教授が、テストの代わりにパーティーを開催したんだけど、誰も来てない」

ちなみに、動画に映っているサンタ帽を被った教授らしき人物が、アンドリュー・クライン氏その人である。

「パーティーに誰も来ない」──これはある種の鉄板ネタである。

日本でも、アニメ「巨人の星」の主人公が主催したクリスマスパーティーに誰一人やって来ないシーンが、なにかとよく引き合いに出されたりする。

まさに、シドニーさんの狙い通りに拡散したこの投稿。事はどんどん大きくなって、ミズーリ州立大学の公式アカウントまでもがこのフェイク動画を信じ、こんなツイートを行った。

ここにいるみんなが、あなた(クライン氏)を心配してますよ。

ここまで来ると、もうさすがにネタばらしせざるを得ない……そう感じたクライン氏は、自身の公式ツイッターで謝罪文を投稿した。

みなさんが心配してくださってうれしいです。しかし…このビデオは講義の課題に対して作られたものなのです。フェイク動画です。課題は「SNSで拡散させる」こと。「拡散」というものを学ばせるためです。

人の感情を操作することがどれほど難しいか。

それを学ばせようとしたクライン氏のあては、残念ながら見事にはずれてしまったようだ。

参照元:BuzzfeedHuffpost、Twitter[1][2][3]

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yamada

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