【農民大迷惑】アヘン中毒になったインコがインドの農場で大暴れ!

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ケシの実を食い荒らしているのは・・・

ケシの実から採れる汁を乾燥させたアヘンは、強い中毒作用をもち、日本では禁止薬物に指定されているが、インドにおいては合法である。

今回紹介するマディヤ・プラデーシュ州の農家もケシの栽培を許可されており、地元の製薬会社に卸していたという。

しかし近頃、この大切に育てているケシが、何者かによって荒らされてしまっているらしい。その原因がこちらだ。

ケシの茎を折り、くわえて木へ飛び立っていく鮮やかな色の鳥。ケシのみに夢中になっているではないか。

インドのメディア”NDTV”によると、このインコたちは2015年以来、雨季がちかくなると大挙してやってきて、大きな損害を与えていくのだという。

一つのケシの花から20〜25グラムとれるとのことだが、大量のインコがそれを1日に30回から40回も食べにくるのだそう。中には、わざわざ実を持って帰る個体もいるのだとか。

NDTVの取材で、農家のナンディショア氏は、拡声器や爆竹をつかって追い払おうとしたそうだが、効果を示していない模様。これに対し同氏は「誰も私たちの問題に耳を傾けてくれません。誰が損失を補うと思っているんですか」と胸中を語っていた。

これに関して、地元からほど近い農業大学の専門家は「アヘンは鳥に対し瞬時にエネルギーをもたらします。それは人間にとっての紅茶やコーヒーの効果に似ています。鳥が一度この感覚を経験したら、彼らはすぐさま中毒症状を起こすことでしょう。」と語っている。

人間にさえ大きな中毒作用を引き起こすアヘンが、体の小さい鳥に与える影響は大きいだろう。農家の方々が網をはるなどして、うまく対処してくれればいいものだが・・・。

 

参照元:BBC.comTwitter

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