聞いたこともない国歌に選手が困惑
9月7日、 仏パリで開催されていたサッカー欧州選手権の試合前、アルバニア代表チームの国歌がスタジアムに流れた。だが、誰一人として口ずさむ選手はいない。それどころか、周囲をキョロキョロと見回し、明らかに困惑している表情がうかがえる。
Ahead of Albania's match vs. France, Andorra's national anthem was played.
The looks of confusion on the Albanian players' faces ? pic.twitter.com/hDkbVMuKWt
— ESPN FC (@ESPNFC) 2019年9月7日
それもそのはず。なんとこれ、フランスとスペインの間に挟まれる小さな独立公国「アンドラ」の国歌だったのだ!
聞いたこともない歌が響きわたり、これにはアルバニア代表チームも「は?」としか言いようがない。
さらに国の名前を間違えるミス連発
当然、スタジアムにいたサポーターたちからは大ブーイングが起こり、大会運営側は次のように謝罪のアナウンスを流した。
アルメニアに敬意を表し、アルメニアのファンの皆様に謝罪します。
だが、ここでもさらに大失態をおかしてしまった。なんと「アルバニア」を「アルメニア」と言い間違えてしまったのだ。
その後、正しい国歌を流して試合は約10分遅れでキックオフとなったが、結果フランスが4対1でアルバニアに勝利をおさめた。
翌日、フランスのマクロン大統領から謝罪の意が寄せられたようだが、大会運営側はしっかりと参加国について把握しておくべきだろう。