【美しいorグロい?】クラゲに侵略されたビーチ!?

動物

オーストラリアのあるビーチで

まず、こちらの写真を見ていただきたい。

Traceyさん(@ryby72)が投稿した写真

Traceyさん(@ryby72)が投稿した写真

Col Huntさん(@stonefish55)が投稿した写真

これらの写真が取られたのは、オーストラリアのクイーンズランドにあるビーチ。夕日のきれいな砂浜に、なにやら、丸く青い半透明の物体が当たり一面に広がっている。

一見、その謎の物体が夕日に照らされ、幻想的にも見えるこの風景。しかし、その謎の物体の正体を知って、まだあなたはこの写真を美しいと思えるだろうか。

その正体はなんと・・・

その謎の物体の正体がこちら。

カラージェリーフィッシュと呼ばれる、クイーンズランドの南東に多く生息する一般的なクラゲだ。大きいものでは35cmにまで成長する。

たしかに、そう言われれば、毒々しく、気持ち悪い写真に見えてきた。

Geoff Lewisさん(@mrdriveroz)が投稿した写真

ちなみにこのカラージェリーフィッシュの別名はブルーブラバージェリーフィッシュ。直訳すると「青い脂肪クラゲ」だ。だからといって、特に何かあるわけではないが、一応面白いと思ったので。

なぜこんなことが?

まず最初の疑問が、なぜこんなにクラゲが?ということだ。

これはブルームと呼ばれるクラゲが大量発生する現象だ。日本ではエチゼンクラゲなどのブルームが発生し、漁業などに深刻な問題を与えている。この、ブルームの原因は、海水温度の上昇などが考えられているが、未だにはっきりとした原因の究明にはいたっていない。そのことから、クラゲのライフサイクルの一部だという考えもある。

そしてもう一つが、なぜこんなところにクラゲが?ということだ。

その疑問に対し海洋生物学者は、

「この現象が起こる直前、ブルームで大量発生したクラゲが風で沿岸に引き寄せられ、そして、ちょうど同じタイミングで干潮になったのだろう。その結果、クラゲはビーチに打ち上げられ、このような現象がおこった。」

と述べている。

そう、この現象は、偶然に偶然が重なって起こった奇跡の現象だと言えるだろう。海洋学者も続けて、

「クラゲが打ち上げられるのは珍しいことではない。しかし、これほどのものを今まで見たことがない。ただ凄すぎる・・・。」

と前例のないこの出来事にびっくり仰天。

被害とかはないの?

奇跡と言われても、クラゲはクラゲ。気持ち悪いものは気持ち悪い。人に被害とかないのか?それと、刺されたりしないのか?

その、質問に答えたのが、再び海洋学者。

このクラゲは人を刺したりしない。また、砂浜に打ち上げられたことによってこのクラゲが死ぬことはない。

え、生きてるの・・・衝撃の事実を知らされたが、人を刺さないということを聞いて一安心だ。

それを聞いてか、こんな感じで触ってる人続出中。

流れに身をまかせ・・・

ここで、もう一つの心配が。このクラゲたちはこの後どうするの?まさか手作業で・・・?。

大丈夫。どうやら、また満潮になった時に、彼らは波にさらわれ、勝手に海に戻っていくようだ。また今度来るときは、是非とも少数で来てほしいものだ。

それにしても、なんて自由気ままな人生なのだろうか。時と環境の流れに身をまかせ、なにも考えずにゆらゆらと海を漂う。何かに追われるプレッシャーもない。そんな人生もいいかなぁと思った筆者であった。
クラゲ

参照元:instagram [1][2][3][4][5][6]TwitterNine News Brisbane

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マル太

身長185cmのうどの大木。最近、筋トレはまってます。プロテインはバニラ味よりチョコ味派。好きな食べ物はささみフライ。はまった言葉は、「どうにかなるさ」。基本休日はボーっとしている大学生です。

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