マスク不足で生理用ナプキンを代用
新型コロナウイルスの感染が世界中で拡大するなか、世界保健機関(WHO)は30日、「国際的な公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。
これまでに死亡が確認されているのは中国国内のみだが、感染地域は18カ国にも拡大しており、ヒトからヒトへの感染も認められたことから今後さらなる感染拡大が懸念されている。
店には咳やくしゃみなどの飛沫感染を防ぐためにマスクを買い求める人が殺到し、中国ではマスクを購入することが困難なほどの深刻なマスク不足に陥っているという。そのため、マスクを手に入れることができなかった人たちが苦肉の策に出ているようだ。
この動画は、武漢の深刻な状況を表すものとなっている。
こちらの男性は、生理用ナプキンをマスクの代わりに使用している。深刻なマスク不足という状況が中国に起こっているのだ。
日本も同じ状況になった時を想像すると、決して笑える状況ではない。
感染を防ぐためにできることを
This women is taking protection to the next level. SHE’S WEARING A PLASTIC BAG OVER HER HEAD. Save yourself from the virus perhaps, but risk suffocation in the process… #china #coronavirus #CoronaOutbreak pic.twitter.com/Dcz4SsG0Ud
— Edward Lawrence (@EP_Lawrence) January 27, 2020
他にも外出する際にはゴミ袋やペットボトルを頭からすっぽりかぶったり、
Wisdom of the elders. #WuhanCoronavirus #BeSafe #ChineseNewYear
Coronavirus in China updates: https://t.co/SBX4LbDO8P pic.twitter.com/Lk9EGAcDRd
— J Boyce (@beijingboyce) January 27, 2020
こちらの方たちに至っては、麻雀のためにマスクをした上からさらに袋をかぶり、感染防止のための対策をしているのがわかる。
日本でも店頭からマスクが消え、在庫不足に陥っている地域もあるようだが、厚生労働省などは手洗いやうがいなど一般的な衛生対策を改めて徹底するよう呼びかけている。
中国湖北省武漢市から政府チャーター機での日本人の帰国が相次いでいる今、他国では帰国者を一定期間隔離することを徹底していることから、日本政府の水際対策についても疑問の声が多く上がっているところだ。今後、さらなる拡大を防ぐためにも、まずは自分自身ができる対策をしっかりとしていく必要があるだろう。
ただし、マスクを不必要に多く買い占めたりしないことが重要である。
参照元:Facebook、Twitter①、②、The Sundaily