マスク姿でリングに上がるボクサー
世界中の多くの地域でスポーツイベントなどの中止や自粛が相次いでいるが、4月26日ニカラグアではボクシングの試合が開催されたという。
Bravo @BarbosaBox ???Coronavirus: Nicaraguan boxing event goes ahead with masks and temperature checks https://t.co/UA7hOaiYSj
— Luis BALAGUER (@Luisbalaguer) 26 de abril de 2020
観客やリングガールはもちろんのことながら、ボクサーもマスクをつけ体にも消毒スプレーをかけるという徹底ぶりである。
試合開始直前で、マスクをはずし、試合開始となった。さすがにマスク姿でボクシングするのは無理なようだ。
ニカラグア政府は今なおイベントを推奨
Extra precautions were taken for tonight’s fights in Nicaragua ? pic.twitter.com/vmkl1DS9gM
— ESPN Ringside (@ESPNRingside) 26 de abril de 2020
アリーナに入る観客もまばらで通常の10分の1程度の席しか埋まらなかったようだが、社会的距離を保つにはちょうどいい距離だったかもしれない。ボクサーは試合をしなければ収入が途絶えてしまうことから、このような状況下においても生活のためにリングに上がる人が多いのだという。
ニカラグア政府によると、これまでに記録されているものだけを見ると感染者11名と死者3名という報告が上がっているというが、中央アメリカ統合システムによると近隣諸国では死者500名というデータがあり、ニカラグアの数字には信憑性が欠けている。
ニカラグアでは現在もスポーツなどの大規模イベントの開催が推奨されているというが、疫学者のアルバロ・ラミレス氏は「大規模な祭典や葬儀、行進、および同様の活動は国内で複数の同時発生のリスクを高める」と注意を呼びかけている。