二つの顔を持つ猫がアメリカで誕生
5月20日、アメリカ・オレゴン州にある牧場にて、二つの顔を持つという子猫が生まれた。
誕生してからわずか3日で亡くなってしまったというが、それまで、片方の顔でミルクを飲み、片方の顔で鳴くという不思議な状態で生きながらえていたという。
誕生した猫は、同時に生まれた6匹のうちの1匹。ビスケッツとグレービーという名前がつけられた。
一つの頭にはそれぞれ二つの鼻と口、4つの目が付いており、脳幹は一つだったにも関わらず、それぞれの別の口でニャーニャーと鳴いていたという。獣医にみせたところ、生まれたばかりのころの健康状態は良好だった。
公式のフェイスブックページには、「たくさん食べて、うんちやおしっこもたくさんしています。ただ、ちゃんと大きくなりません。小さな体では、2つの顔を持つ大きな頭を支えるのは難しかったようです。」と綴られていた。
その後、わずか3日でビスケッツとグレービーは息を引き取ってしまったという。
だが今回のように、奇形の子猫が3日も生き延びたのは非常に珍しいことで、通常はすぐに亡くなってしまう。最も長く生き延びた「フランクとルイ」という猫は15歳で亡くなっているが、ギネス記録にも登録されている。
牧場のオーナーであるキングさんは、彼らのことを「神の奇跡」と語り、他の一緒に生まれた猫は譲渡などで手放すことを決めていたが、ビスケッツとグレービーは最後まで面倒を見ることを決めていたそう。
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亡くなってしまったのは非常に残念だったが、2匹が大事にされていたことは間違いない。ここまで生き延びたのは、一家の献身的な愛あってこそであるといえるだろう。