ひどすぎる・・・歴史的な建物の彫刻が台無しに
2012年に素人画家がキリスト画の修復に失敗したことを発端に、聖母マリア画の修復の失敗や、同じく15世紀のマリア像がショッキングピンクにされたりと、スペインでは芸術品が台無しにされる事案が問題視されている。
しかも今回、またしてもスペインの貴重な芸術が台無しにされてしまったという。
フェイスブックに投稿された画像によると、被害にあったのは、パレンシアにある1923年に建設された地方銀行の彫刻。
100年近い歴史を持つ華やかなオフィスビルだが、そのうちの一つ、家畜の横で微笑んでいる女性の像が台無しにされてしまった。
デッサンが狂いまくりの目元、ぽよ〜んとした口・・・これを見た人々からは、「(トイストーリーの)ポテトヘッドじゃねえか!」「ドナルド・トランプ?」「漫画みてえだ」といった批判が寄せられた。これには歴史保護活動家や、芸術愛好家から大きな批判が相次いだという。
△他の彫像
スペインの修復協会は「こんなものは専門家による修復じゃない」と述べており、バレンシアを拠点とする別の芸術保護活動かからは、「深く介入する場合は作品修復の基準に従うべき」と怒りを浮かべている。
この彫像を修復した人物は明らかになっていない。
コメント欄には、スペインの人々から「恥ずかしい」といった声が上がっていたほか、「もはや芸術的価値よりも、こうしてニュースにされて注目されたいがためにやっているのでは?」という厳しい声も寄せられていた。
ここまで修復に失敗する数が多いと、法整備も望まれるだろう。